SA駐車場で水素供給 高速道路、来年4月から

 政府は7日の閣議で、高速道路のサービスエリア(SA)の駐車場などに、燃料電池車(FCV)向けの水素ステーションを設置できるようにする政令を決定した。従来は店舗を含む民有地などに限られていたが、設置スペースを確保してFCVの普及に対応する。来年4月から施行する。

 SAやパーキングエリア(PA)の駐車場は道路法上の道路区域で、ガソリンスタンドや電気自動車(EV)の充電器などしか設置はできなかった。

 FCVはEVと同様、走行中に二酸化炭素を排出しない。脱炭素社会の実現に向け、普及が期待される一方、燃料を補充する水素ステーションの整備が課題となっている。

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