[Tech briefing]米フォードがサムスンSDIの主要役員を引き入れ...電池独自生産か

■出所:THE ELEC 2023年11月6日付

- サムスンSDIの主要役員が米フォードに移籍する。

- フォードはSKオンとの合弁会社ブルーオーバルSKを運営している。フォードはバッテリー研究・開発(R&D)のための別途施設を設けるため、テネシー州にブルーオーバルSK工場を設立した。

- この工場の最高バッテリーエンジニア(CBE)にサムスンSDI出身のキム・ソンフン元サムスンSDI常務を内定。

- キム元常務はサムスンSDIで中・大型バッテリー開発と生産ライン構築を担当した経験がある。

- フォードはキム元常務にブルーオーバルSKで生産中のバッテリーのエネルギー密度向上と生産性向上を任せる見通しだ。

- フォードは現在、パウチ型バッテリーを使用しているが、角型バッテリーを使用する可能性がある。

- フォードは中国のCATLと協力して角型バッテリーを作るバッテリー工場の建設を推進したことがある。

- フォードの自社バッテリー開発の試みは今回が初めてではなく、昨年はSKオンに対してバッテリー技術関連の情報共有を要求した経緯がある。

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