【吉祥寺生まれの東京ご当地スーパー「三浦屋」徹底ルポ!】東京限定PB商品&注目の諸国物産は?|創業100周年

料理人も通うほど全国各地の珍しい商品が並ぶ、東京のスーパー「三浦屋」。2024年に創業100周年を迎えるその前に、飯田橋ラムラ店にて行われた「三浦屋の食品の体験会」に参加しました。イチオシ商品やPB(プライベートブランド)商品に加え、2023年11月2日(木)〜2023年11月11日(土)まで開催する「山陰フェア」の島根銘菓の一部を紹介します!

吉祥寺生まれの東京のスーパー「三浦屋」

1924年(⼤正13年)、東京・吉祥寺に煮⾖屋として創業したスーパーマーケット「三浦屋」。吉祥寺、松庵、国立、武蔵小金井、飯田橋、武蔵関、東伏見、と都内西側を中心に7店舗を構えています。

契約農家や漁港、独自ルートや信頼ある問屋を通し、また、三浦屋のバイヤーさんが毎年計50回ほど現地を訪れて、季節ごとに約500種類の商品を厳選。これまでに約50,000種類の商品を取り扱ってきているのです!

スーパーだけでなく、東京・埼玉・神奈川の学校や病院などへも集団給食用食材も提供しています。アレルギー28品目を除く中濃ソース、こめ油、お酢など、子どもたちの健康のため調味料にも配慮し、しかもそれらを家庭用に商品化して店舗でも販売しています。

契約農家や漁港、独自ルートや信頼ある問屋を通し、三浦屋のバイヤーさんが毎年計50回ほど現地を訪れて季節ごとに約500種類の商品を厳選しています。これまでに約50,000種類の商品を取り扱い、常に約5,000〜10,000種類の商品が店内を埋め尽くしています。

昆布や海苔などの乾物は勿論、関西のパンメーカー「オリエンタルベーカリー」のパン、ミネラル豊富なクリスマス島の塩、塩漬け生胡椒など、日本古来の健康食品や、普段見かけない各地のユニーク商品が棚いっぱいに! お宝探しのように、料理好きなお客さんや料理人の心をくすぐっているようです。

2024年(令和6年)4月の創業100周年を機に、今秋から、三浦屋オリジナル新商品の開発販売やキャンペーンイベントなど記念企画に力を入れていく模様。今回訪問した飯田橋ラムラ店を巡りつつ、東京限定のこだわりのPB商品や注目の諸国の物産も見ていきましょう!

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東京限定!三浦屋「PB商品」

三浦屋PB商品は、シチューやスープなどのレトルト、缶詰、ドレッシング、静岡の指定契約栽培農家の煎茶、珈琲など、何回も試作を重ねて約200種類(惣菜を含む)が開発されています。

今回の食体験会で注目されたこだわり&イチオシ商品の中から一部を紹介します。

開発2年の絶品ドレッシング

(赤ラベル)「何度でもかけたくなるビストロ秘伝のドレッシング」、(緑ラベル)「野菜が美味しくなる農園風ドレッシング」(各税込810円)。「ビストロ秘伝のドレッシング」は、玉ねぎやセロリなどの野菜に、アンチョビとローストアーモンドも入れ、2年の歳月をかけて開発した濃厚クリーミーなドレッシング。サラダの他、なんと納豆ご飯にも合うみたいです!

お店に来たら必ず買うという声も多く、年間5,000本も販売しています。

絶品国産だし

(右)「このままでも飲みたくなる7種の国産だし 万能だしパック」、(左)「このままでも飲みたくなる6種の国産だし 素材そのままだしパック(あご入り)」(各税込1,383円)。「7種の国産だし 万能だしパック」は、鹿児島県製造の鰹節をベースに、いわし煮干し・宗田かつお節・さば節・あご煮干し・昆布・乾椎茸という国産素材を活かしたお出汁で、汁物の他、小袋を破って炒め物の味付けにしたりと、料理の風味を豊かにします。

2023年の新商品!信州生味噌

信州の老舗味噌蔵「山万加島屋商店」が三浦屋のために作った「無添加蔵出し生みそ 豊穂」(税込1,080円/1kg)。長野県産のこしひかりと大豆、塩のみを原材料に、木桶を使い手作業で製造した無添加の蔵出し生味噌。塩辛いイメージの信州味噌ですが、糖度の高い米と大豆が甘みを引き出しています。

神話の国の仁多米

(右)“東の魚沼・西の仁多米”と言われる米どころ、島根県仁多郡三處(みところ)郷で作られている「出雲の国三處郷 仁多米こしひかり」(税込4,050円/5kg)。 標高400メートル付近で栽培されて、高温障害の影響も受けずに田んぼの水は真夏も冷たくて稲は元気いっぱい。お米はホロっとほぐれ、料理や炊き込みご飯と相性抜群。

『出雲国風土記』にも、三處郷が良質な米所であると「オオクニヌシノミコト」も言ったと書かれている、知る人ぞ知るブランド米。

(左)新潟県の山間部で栽培されている「特別栽培米 新潟県栃尾限定こしひかり」(税込3,834円/5kg)。名水百選の湧水、昼夜の温度差、昔ながらの棚田といった環境が米作りに適しています。

他にも、(写真)国産やまと豚と国産牛を使った「三浦屋ハンバーグステーキ(デミソース・おろしソース)」(各税込592円)、江戸前仕立ての「国産うなぎの蒲焼き」(税込3,543円~)、神戸の酒蔵『神戸酒心館』とコラボした「三浦屋100周年記念純米酒」(税込1,848円)など逸品がそろっています。

ちなみに、PB商品ではありませんが、東京・青梅の「たまご倶楽部の卵」(5個入税込366円〜)は、卵コーナーの中で1番人気。鶏のエサと環境にこだわった濃厚な卵で、お客さんもいろんな卵を試すも、やっぱりこちらの卵に戻ってくるようです。

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諸国の食材・銘菓ももりだくさん!

全国津々浦々から“ごはんのおとも”も大集合! 銀座にある高知県のアンテナショップでも販売している「万能おかずしょうが」(税込378円)は、ポップの通り「ここで売ってるんだ!」と喜ばれています。

こんな珍しいご当地調味料も! 昆布・鰹・椎茸の旨味成分に食塩を加えた無色透明の調味料、三重県・この味本舗「この味」(税込722円)。プロも使っています!

ワインを中心に日本酒など充実したお酒コーナー。2023年からは、和洋中に韓国やエスニックなど多様な料理に合わせやすい「ロゼワイン」も取り扱っています。飯田橋ラムラ店は、こだわりの飲食店が軒を連ねる飯田橋・神楽坂エリアということもあり、お酒の売上が全店舗で1位だそう!

千葉のお菓子屋さんモン・シェフの「焼きモンブラン」(1個税込303円)。年間15,000以上販売した年もあるほどの不動の人気第1位スイーツ。

濃厚でバターのコクもある100%焼き栗ペースト。蜜漬けの渋皮栗を包み、小ぶりなのにずっしりしていて、1度食べたら心奪われてしまう高級感があります。

愛媛・四国銘菓タルト発祥店ハタダ本舗「御栗タルト」(1個税込200円、11切入1,707円)。14年連続モンドセレクション最高金賞も受賞しています。

北海道産の希少な小豆「しゅまり」を100%使ったこし餡に国産柚子の風味が爽やかで、大粒の栗の甘露煮が存在感が光っています。ロールケーキのようにふわっと巻いて、和菓子のいいところを引き立てあっています。

新潟・加藤製菓の「もち米の風味加藤製菓 マヨネーズおかき」(税込465円)。新潟県産のもち米「こがねもち」と「わたぼうし」をブレンドしたおかきは、分厚くて噛むほどにお米の甘みがでてきます。油で揚げていないノンフライ製法でカリっと軽く、特製マヨネーズはくどくなく、食べる手が止まりません!

他には、チェダーチーズとサラダ味もあり。メーカー公式や百貨店を除き、都内でも三浦屋と新宿伊勢丹でしか販売されていないプレミアムなおかきです!

珍しい全国各地のご当地銘菓にウキウキする「諸国銘菓のお菓子コーナー」。11月は山陰地方で、それ以外は他の地域のフェアを開催していて、百貨店催事ではあまり見かけない他県に注目しているのも人気の理由。1番人気の県は「島根」、次点は「長野」「山口・広島」とのこと。

2023年11月2日(木)〜2023年11月11日(土)は、全店が「山陰フェア」に。出雲そば、紫蘇茶、やきいも茶、和菓子と茶の湯文化が発展した島根県松江の伝統的な銘菓など、現地のお土産で喜ばれる商品です。

(左)松江で愛される老舗洋菓子店シェ・ブランの「トリュフ香る大人のチーズクッキー」(1枚税込152円)。 厚めのクッキーで、トリュフとチーズのハーモニーが抜群。

(中)文化6年創業の桂月堂の季節限定「紅もゆる」(1個税込230円)。甘い紅はるかの芋餡を包み、昆布を隠し味に芋のねっとり感を再現した上品な和菓子。

(右)明治5年創業の老舗和菓子屋坂根屋「大黒どら焼」(1個税込270円)。島根県産の鶏卵と沖縄県小浜島産の黒糖を使った生地で、餡も小豆の粒感がしっかり残っています。

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東京土産に三浦屋あり!

東京でしか買えない三浦屋のPB商品もあり、諸国の物産もありと、全国が一堂に集結したアンテナショップのようなスーパー三浦屋。厳選された掘り出し物ばかりです!

山陰フェアの後は、2023年11月20日〜「全国の諸国巡り」「年末年始」のフェア、2024年1月19日〜「北陸・石川フェア」が開催予定。2024年の100周年企画の展開にも期待大です。

三浦屋

公式サイト:https://miuraya.com/

公式Instagram:@miurayakichjoji

公式X(旧Twitter):@MiurayaKJJ

(訪問店)

三浦屋 飯⽥橋ラムラ店

住所:東京都新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ・ラムラ 1F

営業時間:10:00~21:00

TEL:03-5225-1188

定休日:施設に順ずる

交通:JR「飯田橋駅」西口出口から徒歩約1分、地下鉄「飯田橋駅」B2・B5出口から徒歩約1分

[all photos by kurisencho]

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