【速報】特殊詐欺グループ25人逮捕へ 埼玉県警、カンボジアに捜査員を派遣

埼玉県警察本部=さいたま市浦和区高砂

 カンボジアの首都プノンペンで特殊詐欺の拠点とみられるアパートが摘発され、日本人詐欺グループが現地捜査当局に拘束された事件で、埼玉県警などは7日、詐欺と詐欺未遂の疑いで逮捕状を取得した20~42歳の日本人の男25人の身柄引き渡しを受けるため、現地に捜査員を派遣した。捜査関係者への取材で分かった。8日にも日本へ移送し、詐欺容疑などで逮捕する方針。

 捜査関係者によると、男らは共謀し、今年8月ごろ、北海道に住む女性=当時(70)=の介護施設の入居に関する名義貸しトラブルの解決金名目で、現金45万円と電子マネー5万円分を詐取したなどの疑いが持たれている。

 県警はプノンペンで特殊詐欺の電話をかける「かけ場」があるとの情報を複数入手。北海道警と合同で捜査していた。今年9月にカンボジア国家警察がプノンペン市内の活動拠点となっていたアパートを捜索し、同所にいた日本人の男25人を拘束した。

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