1~5日に開催された「2023佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」の表彰式が6日、佐賀市内で開かれた。4年ぶりに外国人選手を本格的に受け入れ、競技部門「パシフィックカップ」では米国のハートシル・レット選手(38)が優勝するなど、外国人が表彰台を独占した。
ハートシル選手は、2016年に佐賀で開かれた世界選手権でも優勝しており、「プレッシャーを感じていたが、勝つことができて良かった。佐賀の空は記憶通り素晴らしく、来年も絶対出場したい」と笑みを浮かべた。2位はリトアニアのロカス・コスティウスケビシウス選手(33)、3位は英国のベアフォード・ドミニク選手(30)だった。
日本人の最高位は4位の上田諭選手(36)=佐賀市=で、前年覇者の藤田雄大選手(36)=同市=が5位と続いた。上田選手は「ちょっとでもミスをすると順位が落ちるような、ヒリヒリする戦いだった。世界トップクラスの選手が来てくれて、お客さんも楽しめたはず」と振り返った。
2日目終了時点まではトップだった藤田選手は「全体的にはうまく飛べたが、一つだけ後悔の残るタスクがあり、結果にも響いた。来年こそは」とリベンジを誓った。
式には選手、大会スタッフ、海外クルーのホストファミリー、市の関係者ら約250人が参加した。(小島発樹)