「桃鉄ワールド」ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使がKONAMIを訪問!ゲームで再現されたジョージアの景色や名物を大使自らが確認

コナミデジタルエンタテインメントは、2023年11月16日に発売予定のNintendo Switch用ソフト「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~」について、ジョージア大使館のティムラズ・レジャバ駐日大使を招いた体験プレイ会を実施した。本稿ではその模様をお届けする。

昨年(2022年)、友人と前作「桃太郎電鉄~昭和 平成 令和も定番!~」をプレイする様子をX(旧Twitter)に投稿したレジャバ大使。今回の機会はその感謝を伝えると共に、レジャバ大使の母国ジョージアが収録された本作をPRに活用してもらいたいという、制作チームたっての希望があって実現したもの。

当日はジョージア大使館の専門分析員のダヴィド・ゴギナシュヴィリ博士と、「地球の歩き方」観光マーケティング事業部の曽我将良氏と共に本作をプレイし、「桃鉄」の世界で再現されたジョージアの景色を楽しんだ。

■「桃鉄」に慣れた様子のレジャバ大使が引っ張ったトビリシへの旅路

まずは、報道陣が待つ会場に到着した大使から簡単な挨拶があった。大使は今回の機会を楽しみにしていた様子で、日本の大切な文化であるゲームについて、子供たちも含めて色々な世代をまたいだ日常の一部ではないかとコメントした。

ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア大使

続いてダヴィド博士と本作の監修を担当した曽我氏が意気込みを述べたところで、早速プレイに移った。今回は製品版とは違う特別な仕様となっており、東京をスタート地点としてジョージアの首都トビリシを目指すことになった。

ダヴィド・ゴギナシュヴィリ博士 「地球の歩き方」観光マーケティング事業部の曽我将良氏

レジャバ大使は「桃鉄」を遊び慣れている様子で、ダヴィド博士に操作やプレイのコツを教える場面も。全員が中国方面へ向かうルートを通ったが、ダヴィド博士は一度沖縄の那覇に立ち寄りソーキそば屋の物件を購入。8月頃に開催されたバスケットボール世界大会で赴き、実際にソーキそばを食したことから夢中になっていたのだそうだ。

曽我氏は北京で物件を購入、レジャバ大使はエンジェルカードやうんちカードなど役に立つアイテムを次々と獲得していく立ち回りでトビリシへと旅路を進めていった。レジャバ大使がサイコロを3つ使って移動できる「双発プロペラカード」を手に入れたところから大きくゲームが動き、これを上手に活用したレジャバ大使がトビリシに一番乗りとなった。

■ワインやシュクメルリなどジョージアの名物を大使自らが解説

体験プレイが終了となったところで、トビリシで購入できる物件についてレジャバ大使が自らひとつずつ丁寧に解説するコーナーがあった。

まずは1番上に表示されていた「ジョージアワイン」について。ジョージアのワインには8000年もの歴史があり、ワイン発祥の地でもあるそうだ。そして、どの家でも自分の家のワインを作っているほど身近な存在であり、ジョージアという国の一番の玄関口だとも話してくれた。そんな大切な存在が、「桃鉄」で購入できる一番最初の物件となっていたことに喜ぶ様子も見せた。

「シュクメルリ」については、ゲーム内で収益率が200%と一番高くなっており注目を集めた。鶏肉を乳製品とニンニクで煮込んだジョージアの郷土料理だそうだが、レジャバ大使は日本で牛丼チェーン「松屋」のメニューにあった時期に足しげく通っていたそうだ。

それがきっかけで自宅でもたまに作るようになったそうだが、どんな料理かを説明する際には日本で言う「豚汁」や「けんちん汁」のような存在だと語るのだとか。そして、トビリシでも大きなレストランでは必ずある人気料理であることを明かし、万人受けするのではないかと紹介していた。

また、ダヴィド博士はシンプルで作りやすいことから、シュクメルリを自宅でたまに作ることがあるそうだ。日本で言う「家で食べるカレー」のように、家族全員ですぐに食べられる料理として食卓に並ぶのだとか。

その後は観光ルートとして人気の温泉街が一望できる要塞ロープウェイ、経済的な資源であり重要な産業となっているマンガン鉱山などの詳細も明らかに。

トビリシ湯治街の紹介では、温泉が出ることから街として発展したことやトビリシという名前に「温かい水」という意味があることなど、首都とされるまでの背景を解説。ジョージアの温泉は日本と似た形の裸で入るスタイルであること、日本の箱根と温泉文化の交流を行っていることなどから興味を持っている方もいるのではないだろうか。

また、ちょうどゲーム画面に映ったキャラクターもピックアップ。このふたりが身に纏っているのがジョージアの民族衣装「チョハ」だそうで、この企画の当日に大使とダヴィド博士が纏っていた衣装と同じもの。日本では映画「スター・ウォーズ」や「風の谷のナウシカ」の衣装に似ているとして話題になったそうだ。

最後に、大使から本作を遊んだ感想が寄せられた。大使は、本作でジョージアが地図に存在している楽しさやありがたさに言及。日本人からするとジョージアはどこにあるのかイメージが湧きづらい地域になっており、そういった質問を受けても中々説明が難しかったそうだ。しかし、本作をプレイすることでジョージアの場所や特産品が学べることから、普段悩んでいるPRに最適だと太鼓判を押してくれた。

■ゲームから感じられた日本人からのジョージアの印象に新鮮な気持ちがあった

その後は、WEBで公開されたCM「シュクメルリ!?編」を上映して囲み取材へと移った。改めてゲームの感想を語った大使は、スムーズに楽しく遊べたと話した。また、自分の生まれ故郷の街がゲームに登場することに感動があったとも。

さらに、ゲーム内とはいえお金が絡んで白熱しやすいことから喧嘩しないように気を付けたいといった、「桃鉄」シリーズファンなら共感せざるを得ない言葉も飛び出していた。

今回ジョージアからピックアップされた物件たちにも納得していた様子で、「日本の人たちからこのような印象を持たれていることに新鮮な気持ちがあった」とコメント。自分たちの考えるジョージアの魅力と差異がなかったそうで、喜ぶ様子も見せてくれた。

報道陣からの質問で、大使が「桃鉄」を知ったきっかけについて答える場面も。大使は小学校から中学校まで日本で暮らしていたそうで、その当時人気だったスーパーファミコンの「桃鉄」で遊んでいたそうだ。

以上、レジャバ駐日ジョージア大使を招いた「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~」体験会の模様をお届けした。日本やジョージアのみならず、ゲームで世界中の地理や名産を楽しみながら学べるので、11月16日の発売日に購入してぜひ遊んでみてはいかがだろうか。

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