未婚の米俳優、86歳で死去 皮膚がんとの闘病の末 人気昼ドラで30年以上同じ役柄演じる

米国のドラマ『オール・マイ・チルドレン』のリンク・タイラー役で知られる俳優ピーター・ホワイトさんが1日、皮膚がんとの闘いの末、ロサンゼルスの自宅で亡くなった。86歳だった。

番組の元共演者であるキャスリーン・ヌーンは訃報について、ソープ・ハブに発表した。「ルース・ウォリック演じるフィービーの息子、リンクを演じたピーター・ホワイトが、今日メラノーマ(悪性の皮膚がん)で亡くなったことをお知らせします」

未婚で、子供もいなかったピーター、イェール演劇学校で修士号を取得した後、舞台でキャリアを積み、1968年にはニューヨークのゲイ・ライフを描いたオフ・ブロードウェイ作品『ボーイズ・イン・ザ・バンド』のキャストに加わり、1970年にはウィリアム・フリードキン監督による映画版にも出演した。

その1年後、『ラブ・イズ・ア・メニー・スプレンドアード・シング』で初めてドラマシリーズの仕事を得て、1970年代半ばに『オール・マイ・チルドレン』に出演、2005年に降板するまで、30年以上にわたってリンク役を演じてきた。

生前ソープ・オペラ・ダイジェストの取材に応じたピーターは、特にマートル役のアイリーン・ハーリーと仕事ができるようになってからは『オール・マイ・チルドレン』を楽しんでいるとして説明した。

「僕は1974年頃から番組に出演し始めた。アイリーンが登場して、みんなで一緒にストーリーを作ることになったんだ。こんなことを言うのを許してほしいけど、『オール・マイ・チルドレン』を含めて、その頃のドラマシリーズは本当に良かった。(番組クリエーターの)アニエス・ニクソンが『私たちはとても仲がいいから、あなたたちのストーリーを書かなきゃ!』と言ったのを覚えている。それ以来、僕たちはあっという間に家族になって、それがずっと続いているのは素晴らしいことだ」

ホワイトの他の映画出演作には、『デーヴ』『フラバー』『アルマゲドン』などがあり、テレビでは『X-ファイル』『アリー my Love』『ダラス』『ダイナスティ』などがある。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

© 株式会社神戸新聞社