国土交通省、VTOL型ドローン「エアロボウイング」の第二種型式認証申請を受理。垂直離着陸型固定翼ドローンでは初

対象のドローンは垂直離着陸型固定翼(VTOL)の「エアロボウイング」で、国土交通省における無人航空機の第二種型式認証申請の受理は4件目となる。またVTOL型ドローンでは初めてとなる。

型式認証制度は、2022年12月より開始された特定飛行に資することを目的とする型式の無人航空機の強度、構造および性能について、設計および製造過程が安全基準および均一性基準に適合するかを検査し、安全性と均一性を確保するための認証制度だ。

第二種型式認証を受けたドローンは、立入管理措置を講じた上で一部の特定飛行(カテゴリーⅡB飛行)を行う際の許可申請が不要になるため、認証後にはエアロボウイングのさらなる活用と普及を見込んでいるという。

エアロボウイングは国産機として初となる垂直離着陸型固定翼(VTOL)ドローンとして2020年に発売。最長50km、最高速度100km/hの高速飛行が可能で、山間部の点検や海域の巡視、河川沿いの調査飛行など、長距離・広範囲の飛行が必要な場所で活用されている。これらの実績により、2023年7月には国土交通省が運営する新技術情報提供システムのNETISに登録された。

https://www.drone.jp/news/2023090512275772007.html

エアロセンスは今回の申請が受理されたことを機に、総力をあげて型式認証取得を目指し、ドローンの社会実装を拡大させていくとしている。

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