仁村紗和が「SHUT UP」で民放連ドラ初主演。莉子、片山友希、渡邉美穂と共におくる衝撃のクライムサスペンス

仁村紗和が、テレビ東京系で12月4日にスタートするドラマプレミア23「SHUT UP」(月曜午後11:06)で民放連続ドラマ初主演を務めることが分かった。

「SHUT UP」は、貧しいながらも寮で身を寄せ合いながら共同生活を送る4人の女子大生の物語。4人の中の1人が妊娠したことが分かる。そんな彼女が相手男性に傷つけられたことから復讐(ふくしゅう)を誓い、100万円の奪還計画を企てる。計画を進める中で、4人はある一夜の真実、そして性暴力事件を知ることになるクライムサスペンスだ。

仁村が演じる主人公・田島由希は、学費も生活費も自分で稼ぎながら寮で暮らす大学2年生。将来の夢ややりたいことは特にないものの、日々「貧しさを諦めたくない」と思いながら過ごしている。

仁村は「台本を読ませていただいて感じたことは、まずこの物語は現代を生きる上でとても大切なことがたくさん描かれていると思いました。経済的な格差やジェンダー格差など、さまざまな格差を表現する言葉が生まれている今の世の中で、たくさんのSNSが普及していて情報の速さが人間関係、社会生活にも影響していて、あらためて自分自身を守るために、YESやNOを表現する大切さを感じました」と、作品が包含するメッセージ性に共感したことを明かす。

また、自身の役どころについては「正義感が強く面倒見はいい方で、いい意味でごくごく普通の大学生。このくらいの年齢の方々は自分はこれから何をしたいのか、漠然とした将来への不安や孤独感、目の前の人間関係やSNSの影響をたくさん受けてしまう年代だと思います。きっと由希もそのうちの1人で、等身大にリアルに演じていけたらいいな、と思いました」と語っている。

由希と共に寮で共同生活を送る3人のキャストも発表された。

莉子がインカレサークルに所属し、控えめな性格で心優しい川田恵役。片山友希が同じインカレサークルに所属する冷静な現実主義者の工藤しおり役。そして、素直で明るいムードメーカー・浅井紗奈役を渡邉美穂が務める。

作品の印象に関して、3人は「女の子たちが逆境に立ち向かい声を上げて動く姿に心を打たれました。一人一人の強さや正義を持っていて、そこから生まれるリアルな会話のテンポ感などが印象的で早く演じたいなという気持ちです。また緊張感のあるシーンもあるので丁寧に演じていきたいと思います」(莉子)、「加害者にも被害者にも私たちは簡単になれると言われハッとしました。現実だと重く苦しくなりますがこれはフィクションなので柔らかくその事実をお伝えできたらと思います」(片山)、「社会派ドラマをやってみたいとずっと思っていたので素直に嬉しかったです。しかし決して暗くてお堅い内容ではなく、実際の現代社会でも起こり得るような事柄をテーマに、それを真正面から捉えていく強気な姿勢にとてもワクワクしました。女子大生たちの等身大の姿に共感してもらえるような作品だと思います」(渡邉)と、それぞれコメントしている。

そして、仁村はあらためて「まず『SHUT UP』というタイトルに驚かれたと思いますが、『自分のことは自分自身で決める』そんな強さが込められているタイトルだと思います。このドラマは自分が自分でいることの大切さ、当たり前という言葉はなく、さまざまな環境や文化がある現代で生きる『私たち』の物語です。物語のハラハラドキドキする展開を楽しみながら、お互いに認識を確認できる時間になると思いますし、衣装や映像もすてきなものになる予感なので、見ていて楽しいドラマになっていると思いますので楽しみにしていてください!」とメッセージを寄せている。

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