豆乳は和食と相性抜群!減塩にも活用できる工夫とは

皆さんは、普段の食生活の中で豆乳をどのように活用していますか?

私の周りの方に話を聞いていると、料理に使っている方が増えている印象を受けています。

例えば、豆乳を使うと美味しいメニューといえば、どのようなものをイメージするでしょうか。レシピサイトを調べてみると、カフェラテやクリームシチューなど、従来は牛乳を使って作るレシピを豆乳に置き換えていることが多いようです。

豆乳は、和食にも合う!?

実はあまりイメージがないかもしれませんが、豆乳は和食のメニューと相性抜群。味噌汁に入れても煮物に使っても、豆乳のコクと旨みが生きて美味しく仕上がります。寒い季節は鍋料理に使うのもおすすめです。豆乳鍋は、飲食店でも提供されることが増えてきており、レトルトの鍋用スープも販売されているので、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。

豆乳で減塩!?上手に活用する工夫とは

▲ひと箱に3袋ずつ入っています。

日本人の食生活の課題の1つに、食塩(ナトリウム)のとりすぎがあげられます。食塩の過剰摂取は高血圧の原因となるため、減塩を日頃から意識することはとても大切です[1]。

減塩をすると、料理が味気ないと感じる方が多いようですが、そんな時には豆乳に頼ってみてはいかがでしょうか。大豆のコクとうま味が加わり、塩味をおさえても満足感を出すことができるかもしれません。

また、大豆に含まれるカリウムには、ナトリウムを排出する働きがあります[1,2]。塩分のとり過ぎを調節する上で重要な役割を担っている栄養素をとれることも、豆乳を活用するメリットと言えるでしょう。

料理に幅広く活用して、健康的な食生活へ

豆乳は和洋中、さまざまな料理のジャンルで活用できる優れもの。特に、和食にも合うことから、私たち日本人の食卓にも馴染みやすい食品であるといえます。毎日の料理に豆乳をプラスして、おいしく減塩にも取り組んでみましょう。

【参考文献】

[1] 厚生労働省, 日本人の食事摂取基準(2020年版), 多量ミネラル
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586565.pdf

[2] 文部科学省, 日本食品標準成分表2020年版(八訂), 豆類/だいず/[その他]/豆乳/豆乳
https://fooddb.mext.go.jp/details/details.pl?ITEM_NO=4_04052_7&MODE=0


【プロフィール】藤橋ひとみ
株式会社フードアンドヘルスラボ 代表取締役、管理栄養士
東京大学大学院医学系研究科修了(医学博士)。すべての人が毎日の食事で 心と体のトラブルを予防・改善できる社会づくりに貢献すべく、レシピ開発、コラム執筆、メディア出演など幅広く活動中。豆乳マイスタープロのほか大豆製品に関する資格を多数取得し、管理栄養士の知識を活かしながら、その魅力を発信している。

【ホームページ】https://is-food-health-labo.com/

(2023年10月27日豆乳あるあるマップ掲載記事より)

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