海上自衛隊は7日、かつて所属していた部隊で同僚の尻を蹴って精神的、身体的苦痛を与えるパワーハラスメントをしたとして、海上幕僚監部人事教育部に所属する40代の男性2等海佐を停職1カ月の懲戒処分にした。
海自では10月末、セクハラや被害者への不適切な対応が発覚。パワハラによる幹部自衛官の処分も相次いでいる。海自は、2佐の処分を踏まえ「規律を保持させるよう教育指導を徹底し、再発防止に努める」とのコメントを出した。
海自によると、2佐は昨年、執務室で同僚の尻を1回蹴ったとしている。被害者が報告資料を早めに修正する必要があったのに、ほかの隊員と談笑しているように見えたのが蹴った理由という。