ウクライナ軍式典にミサイル攻撃 南部前線近くで19人死亡

 【キーウ共同】ウクライナ南部ザポロジエ州の前線に近い村で今月3日、軍の式典がロシアのミサイル攻撃の標的となり、兵士19人が死亡した。国内ではリスクの高い前線近くで無防備に式典を開いた軍への批判が上がり、職務怠慢の疑いで刑事捜査が始まる異例の展開となっている。

 同州のザリチネ村では3日に軍の記念日を祝う式典が開催され、西部ザカルパチア州を拠点とする第128山岳襲撃旅団の兵士らが参加していた。午前10時ごろ、会場近くにロシアの弾道ミサイル「イスカンデルM」が撃ち込まれ、旅団の兵士19人が死亡し、多数が負傷した。

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