少雨で鹿野川ダムは貯水率0%… 少雨と高温で野菜の生育にも影響

11月7日は「鍋の日」ということですが、鍋シーズンとは思えない暑さが未だに続いています。加えて雨が少ないことも心配です。少雨と高温の影響は、あの野菜にも及んでいるようです。

近藤雅之アナウンサー
「大洲市の鹿野川ダムです。水位がかなり下がっていてダムの壁が見えてしまっています」

先月1か月間の降水量が21ミリと、平年の6分の1ほどにとどまった愛媛県大洲市。

この影響で、肱川流域の鹿野川ダムは、今月1日から貯水率0%の状態が続いていて、現在は貯水率に含まれないダムの底の水を放流し、川の水量を補っています。

この影響は野菜にも…。

大洲市五郎の農家・藤田祥広さんの畑でも、この時期、旬のハクサイが収穫の最盛期を迎えているはずですが…

藤田祥広さん
「少雨や高温の影響で、生育にばらつきが出てきている」

ハクサイの成長には十分な雨と寒さが必要となりますが、今年は異例の少雨と高温で遅れが出ているといいます。

「11月に入ると皆さんがハクサイをとっている風景が見られるが、誰もまだ取れていない状況。収穫量が減ってしまったり収穫時期も短くなるので、価格にも影響が出ると思う」

気象台によりますと、この先、愛媛県内の気温は平年並みとなりそうですが、雨は平年並みか少ない見通しで、影響は長引きそうです。

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