任天堂、円安寄与し最高益 9月中間決算、スイッチも好調

ニューヨークのゲームショップに掲げられたニンテンドースイッチの看板=2021年12月(ロイター=共同)

 任天堂が7日発表した2023年9月中間連結決算は、純利益が前年同期比17.7%増の2712億円だった。中間決算として2年連続で最高益を更新した。外国為替市場の円安進行が寄与し収益を押し上げたほか、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売台数が好調に推移した。

 売上高は21.2%増の7962億円だった。「マリオ」のアニメ映画のヒットが関連商品の売り上げを伸ばした。スイッチの販売台数は2.4%増の684万台。単価の高いモデルの販売が堅調で、売り上げ増に貢献した。ゲームソフトは、7月に発売した「ピクミン 4」が261万本のヒットとなるなど、1.8%増の計9708万本売れた。

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