【北京共同】国際通貨基金（IMF）は7日、中国経済の年次審査報告を公表した。中国の2023年の国内総生産（GDP）成長率を5.4％と予測しながら、24年は不動産市場の低迷を受けて4.6％に減速するとの予想を明らかにした。ただ、中国政府が打ち出した景気刺激策を踏まえ、従来予想からは0.4ポイントずつ上方修正した。
中国は大手開発企業の中国恒大集団や碧桂園が経営危機に陥り、不動産市況が悪化している。IMFは中国の経済鈍化の要因として外需の不振も挙げた。
中国は経済回復に向け、低迷する不動産市場を支えるためのさらなる対策が必要だと提言した。
