大会ホストはソレンスタム 勝みなみ、渋野日向子がシード争い最終戦へ

来季シード確保へ 渋野日向子はラストチャンス※撮影は「TOTOジャパンクラシック」(撮影/村上航)

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 事前情報◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

4週間にわたるアジアシリーズの終了から間を置かず、米女子ツアーはフロリダ州でシーズンのラスト2連戦に突入。今季最後のフルフィールドとなる一戦が9日(木)に開幕する。

ことしから女子ゴルフ界のレジェンド、アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)のホスト大会として、賞金総額は325万ドル(約4億8600万円)にグレードアップ。メジャー、次週の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を除けば最高額となり、世界ランキングのトップ10から8人が顔をそろえる。豪華なフィールドが形成された。

ストームの影響で54ホール短縮競技となった前年はネリー・コルダが大会連覇を達成。鎖骨下静脈の血栓の手術を受けて長期離脱も挟んだシーズンの初優勝を飾って涙を流した。名匠ドナルド・ロス設計のペリカンGCで再び未勝利の流れにピリオドを打ちたい。

日本勢は4人が前週「TOTOジャパンクラシック」に続いて出場。古江彩佳だけが前年もプレーしており、48位だった。年間ポイントレースで10位につける古江、同48位で上位60人による最終戦進出を手中に収めた西村優菜とも優勝をターゲットに据えて戦う。

ポイントランク80位までの来季シード争いは今大会で決着。勝みなみは78位と圏内ながら、油断ならないポジション。81位の渋野日向子は予選を通過してポイントを獲得することがノルマになる。

昨季の年間女王ながら101位と低迷するリディア・コー(ニュージーランド)、88位のレキシー・トンプソンといった実績十分の実力者たちもラストチャンスに必死だ。

<主な出場予定選手>
ネリー・コルダ、セリーヌ・ブティエ、リリア・ヴ、イン・ルオニン、コ・ジンヨン、アタヤ・ティティクル、アリセン・コープス、古江彩佳、チャーリー・ハル、ブルック・ヘンダーソン、西村優菜、チョン・インジ、勝みなみ、渋野日向子、レキシー・トンプソン、リディア・コー

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