完全オリジナルの復讐ミステリーが話題になっている、読売テレビ・日本テレビ系プラチナイトの連続ドラマ『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』（毎週木曜よる11時59分から放送）。entaxでは今回ドラマ初主演を務める板谷由夏に独自取材。ドラマの見どころから私生活の様子について話を聞いた。
物語は主人公・新堂一葉（板谷由夏）の次女・梨里杏（星乃夢奈）が謎の死を遂げ、自殺と断定されてしまったことから動き出す。愛する娘の死の真相を追うため、梨里杏の死に関係するとみられるホームパーティーが行われた実業家の早乙女家やその関係者に、様々な姿になりすまして近づき、意外な真実を暴き復讐（ふくしゅう）していく、“なりすまし”一家による復讐ミステリーだ。
■早乙女家は強烈なキャラクター
――今回ドラマ初主演ということで決まった時の気持ちを教えてください。
本当に「えぇーー！？」っていう気持ちと、「私でいいんですか？」という感情と、主演の立場を背負えるかなという自信の無さがありました。役者として台本の中で与えられた役を演じるということは、主役も脇役も一緒ですが、番組を背負うっていう意味合いではやっぱり違いますね。
――ドラマの見どころはどんな所でしょうか？
復讐劇は、自分が嫌な思いをさせられた人に1対1で復讐するというストーリーが多い印象です。今回は『ブラックファミリア』というだけあって、家族での復讐劇。みんなに愛されていた娘のために家族全員で復讐するというのは、新しく今まであまりないタイプのドラマなので、そこがおもしろいポイントだと思います。
――登場人物の中で一番印象的なキャラクターは？
早乙女家はみんな強烈です（笑）これからもっともっと強烈になっていくから、新堂家も負けてられないぞっていう気持ちです。
■料理のアレンジはせずに直球で
――板谷さん演じる一葉は早乙女家に家政婦としてなりすまして潜入するということで、板谷さんがよく作る料理を教えてください。
子どもたちが大好きなのは餃子、ハンバーグ、唐揚げです。子どもたちは定番料理が好きなのでよく作ります。
――何か板谷さん流のアレンジをしたりしますか？
いや、もう直球ですね。うるさいんですよウチの男たち（笑）いつもと違うものが出てくると「え？どうして？いつもと一緒がいいんだけど」って言われるんです。男子たちっていつもと同じが好きじゃないですか？女子って欲張りだから、例えばオムライスの上もホワイトソースで食べてみようかな、トマトソースもデミグラスソースもいいかもなってなるじゃないですか。男子たちは好きって思ったものは好き！「なにママ、余計なことしなくていいんだけど」ってなるぐらいの圧を感じるので、あまりアレンジはしないです（笑）
■次男が反抗期で“ホルモン”間違い…？
――最近ほっこりしたなぁと感じたエピソードを教えてください。
最近子どもが寝る頃に帰って、みんなが起きる前に（ドラマの撮影に）出ちゃうから、2〜3日顔を合わせないことが続くんですよ。そしたらこの前、今まで私の仕事に興味を持ってなかった小学5年生の次男が、こんなに母がいないのはなぜだろうかと思って「ママちょっと台本読ましてもらっていい？何やってるのか読んでみようかな」って言ってきて、1話を途中まで頑張って読んでたんですよ。「やっぱ難しいからやめる」ってなったけど、その彼の行為が「ありがとう」と思って、ほっこりというかうれしかったです。
――小学5年生の男の子がそんなことを言ってくれるのは素敵ですね。
うちは主人と長男と次男で男3人ですけど、私が髪の毛を切って帰ってきて一番最初に気付くのは次男なんですよ。そういう気が利いた子で、次男は人の気持ちをつかむのがうまいなと思います。
――反抗期とかはきてないですか？
プチ反抗期に入っています。「今すごくイライラしているのはホルモンのせいなんだよ」って話すようにしてるんです。「コントロールできないのはホルモンっていうのが出てるから、ママにイラっとしたりする時は深呼吸しなさい」って言うと「はぁ〜」ってこの間ため息つかれて（笑）焼肉屋さんでホルモン食べて「これ？」って言われて、「これじゃないよ（笑）」ってなりました。
――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
みんなで団結して撮影しているので雰囲気はすごくいいです。内容は暗いドラマですが、私たちは楽しく撮影に励んでいます。（このドラマの）城定監督は昔から大好きで注目している映画監督でご一緒できて嬉しいですし、あれだけ映画をたくさん撮られてきた城定監督が連ドラを撮るというのもとてもおもしろいと思います。映画的な撮り方が夜中に流れるのは新鮮で、見応えがあるドラマになっていると思うので、ぜひご覧いただきたいです。
読売テレビ・日本テレビ系プラチナイト木曜ドラマ
『ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜』
毎週木曜日 よる11時59分〜放送中
