福岡中央郵便局とイオンショッパーズ福岡が段階連鎖的に建て替わる【福岡市中央区】

天神ビッグバンで加速度的に再開発が進展していく福岡市都心部の天神エリア。天神北エリアにおいても福岡中央郵便局とイオンショッパーズ福岡が、段階的かつ連鎖的に建て替わっていきます。

天神北の核となる、街区を超えた再開発事業として計画

現在の福岡中央郵便局

天神北の核として周辺地域につながる交流拠点の形成━━━。
日本郵便株式会社(東京都千代田区)とイオン九州株式会社(福岡市博多区)は、福岡市中央区天神4丁目の福岡中央郵便局とイオンショッパーズ福岡店を段階的に建て替えていく。
1982年に完成した福岡中央郵便局と1971年に完成したイオンショッパーズ福岡は、それぞれ築年数で40年余り、50年余りを経過している。

今回の建て替えプロジェクトでは、福岡市の再開発促進事業である『天神ビッグバン』の制度を活用して、街区を超えた再開発事業として取り組んでいく。
建て替えプロジェクトの第一段階として、日本郵便が福岡中央郵便局(敷地面積約4,700平方メートル)の建替工事に着手し、2030年頃の完成を目標としている。
工事中、窓口業務など一部業務は、イオンショッパーズ福岡内へ移設し、顧客に対応していくとする。

その後、同プロジェクトの第二段階として、イオン九州がイオンショッパーズ福岡(同4,600平方メートル)の建替工事に着手し、2030年代中ごろの完成を見込む。

働くビジネスパーソン、暮らす市民、来訪者らの交流拠点へ

画像提供:日本郵便

今回のプロジェクトでは、建物の耐震性を向上させながら、地区の特性を踏まえ、今後再整備される須崎公園につながる天神北の発展に貢献していく考えだ。
そして、福岡市が取り組む都心再開発促進事業である『天神ビッグバン』に対しても寄与していきたいとする。

建替対象となった福岡中央郵便局の面する昭和通りは江戸期、唐津街道と呼ばれて人々の往来も多く、宿場や商店が軒を連ねるなど賑わいのある通りだった。
このような歴史的背景も踏まえ、今回の建て替えプロジェクトでは、新しい天神北の核として、同地域で働くビジネスパーソン、暮らす市民、そして訪れる人が交流できる拠点にしていく計画だ。

現在、課題になっている地下ネットワーク上のバリアフリー動線の確保について、地下街から続く地下通路の整備やエレベーターの設置などを通じて、実現していくとする。
さらに郵便局通りに快適な歩行者ネットワークを実現していくことで天神中心部から須崎公園などの周辺地域へ、さらにウオーターフロントへつながっていくことで、都心部における回遊拠点の形成を目指すとする。

物件概要

福岡中央郵便局所 在 地/ 福岡市中央区天神4—3—1
所 有 者/ 日本郵便株式会社
敷地面積/ 約4,700㎡
築 年 数/ 築41年(1982年完成)
参 考/ 目標整備時期2030年頃完成※

イオンショッパーズ福岡所 在 地/ 福岡市中央区天神4—4—11
所 有 者/ イオン九州株式会社
敷地面積/ 約4,600㎡
築 年 数/ 築52年(1971年完成)
参 考/ 目標整備時期2030 年代中頃完成※

※目標整備時期は確定したものではなく、今後の検討・協議などにより変更となる可能性がある

参照サイト

福岡中央郵便局およびイオンショッパーズ福岡の段階連鎖建替えプロジェクト~天神北の核として周辺地域につながる交流拠点の形成~
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2022/00_honsha/1208_01_01.pdf

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