民間の「警察犬」の審査会が開催 においを元に対象者の足取りを追跡、遺留品を探索 

テレビ愛知

警察からの要請で、事件の捜査などに加わる「嘱託警察犬」の審査会が、7日に知多市で行われました。嘱託警察犬とは、警察の訓練所ではなく、民間の施設などで訓練を積んだ犬のことです。警察からの要請を受けて、行方不明者の捜索などに加わります。

7日はにおいを元に、対象者の足取りを追う技術を測る審査があり、シェパード28頭が参加しました。審査では、対象者役の警察官の足取りを正確にたどれるか、落とした遺留品を見つけられたかを判定しました。

9歳のフィガロくんとともに参加した小林洋子訓練士は「落としたものも拾ったし、まあまあだったんじゃないですかね。『お疲れさまでした』と言いたいです」と話しました。

愛知県警鑑識課・鈴木篤司課長補佐:
「高齢社会の進展に伴って、行方不明者の届け出も非常に多くなっています。そうした期待に応えられるように、しっかりと警察犬の育成にも力を入れたいです」

審査に合格した犬は、2024年1月からの1年間、嘱託警察犬として、活動する予定です。

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