県児童生徒絵画展特別賞に63点 本社で中央審査、特選は147点

個性豊かな作品を審査する教諭ら

 第13回岡山県児童生徒絵画展(県小学校教育研究会図画工作部会、県中学校教育研究会美術部会、山陽新聞社主催)の中央審査が7日、岡山市北区柳町の山陽新聞社であり、特別賞63点と特選147点が決まった。

 県内の小中学校から応募があった1万7664点のうち、地区審査を通過した210点が集まった。美術や図工を担当する教諭ら29人が構図や色彩、技法の工夫や創造性などを入念に審査し、最優秀の山陽新聞社長賞など特別賞8賞を選んだ。

 麦わら帽子をかぶった少女がヒマワリに囲まれて笑う姿を明るい色彩で描いたり、サックスを見つめる猫の毛並みを色えんぴつで細密に再現したりした力作が並んだ。県中学校教育研究会美術部会長の渡辺昌子・倉敷市立玉島東中校長は「景色や物を模写するだけではなく、想像を膨らませながら描いた作品から作者の思いが伝わってきた」と話した。

 特別賞、特選の作品は12月5~10日、山陽新聞社さん太ギャラリーで展示される。特別賞、特選の受賞者は12月3日付本紙に掲載予定。

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