1000万円超で名簿売却か NTT西系の元派遣社員

 NTT西日本の子会社から約900万件の顧客情報が流出した問題で、データを持ち出したとされる元派遣社員が名簿業者に名簿を売却し、1千万円を超える金を受け取っていた疑いがあることが7日、捜査関係者への取材で分かった。NTT西グループとしては過去最大規模の流出で、岡山県警が経路などを調べている。

 元派遣社員が勤めていたのはNTTビジネスソリューションズ(大阪市)。NTT側の説明によると、不正は2013年7月ごろから今年1月まで行われていた疑いがある。使用禁止だったUSBメモリーに顧客情報をダウンロードしたとみられる。

 NTTの島田明社長は記者会見し「誠に申し訳ない」と謝罪した。

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