首位川崎FがBGパトゥム連破で4連勝! 等々力凱旋のチャナティップも2ゴール【ACL2023-24】

川崎フロンターレは7日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)2023-24グループI第4節でBGパトゥム・ユナイテッドをホームに迎え撃ち、4-2で勝利した。
【動画】川崎Fが山村和也の渾身ヘッドでACL4連勝!

前節、4-2で打ち勝ったBGパトゥムを今度はホームに迎え撃った川崎F。3連勝で首位に立つこのグループでさらに連勝を伸ばせば、決勝トーナメント進出に大きく近づくが、3連敗で最下位に沈むBGパトゥムも古巣凱旋のチャナティップをスタートから使い、リベンジを目指した。

ホームというのもあって、立ち上がりから前がかる入りの川崎F。6分に細かなミスから裏を突かれるピンチもあったが、難を逃れると、気を持ち直して再びボールを前進させていく。

その後もパトゥムに裏を突かれる場面があった川崎Fだが、16分に左サイドから仕掛けていったマルシーニョがボックス左に差しかかったところでファウルを受け、PKのチャンスを掴む。

この先制機のPKキッカーに脇坂が名乗りを上げると、右足で相手GKの逆を突いてゴール。19分にはGKチョン・ソンリョンもピンチの芽を摘むファインセーブで呼応し、リズムが生まれ出す。

そんな川崎Fは畳みかけようとするが、33分にビルドアップに関与したGKチョン・ソンリョンが繋ごうとした縦パスがチャナティップのもとへ。チャナティップは右足で確実に沈めた。

痛恨のミスから追いつかれた川崎Fだが、38分にマルシーニョのパスで巧みなターンから一気に裏を抜け出そうとしたレアンドロ・ダミアンがボックス内で倒され、再びPKを獲得する。

このキックも脇坂が右足でゴール左下に決め切り、再びリードした川崎Fだが、その分後に再びチャナティップ。家長が自陣右サイドでボールを失うと、チャナティップが右足をひと振りする。

チャナティップの華麗なミドルで再びネットを揺らされた川崎Fは後半もボールを握るなか、57分に瀬古がファウルを受けると、アルバレスがVARの末に一発退場。川崎Fが数的優位に立つ。

俄然優勢の川崎Fは60分にマルシーニョがゴールを決めたが、VARで家長がオフサイドを取られ、認められず。それでも、68分に脇坂の左CKから山村のヘッドで3度目のリードを奪う。

この後半もBGパトゥムのカウンターに押し下げられるシーンが何度かあるものの、攻めの主導権を握り続ける川崎Fは交代カードも切りながら、次のゴールで勝負を決めにかかる。

83分にはマルシーニョがボックス左から折り返したボールを途中出場の宮代が押し込むが、マルシーニョが抜け出したタイミングでオフサイド。ダメ押しゴールとはならない。

そして、90+9分にボックス右のスペースに抜け出した宮代がコースほぼなしのところから右足でネットを揺らし、川崎Fが4連勝。28日の次戦、ジョホール・ダルル・タクジムを迎え撃つ。

川崎フロンターレ 4-2 BGパトゥム・ユナイテッド
【川崎F】
脇坂泰斗(前16、前40)
山村和也(後23)
宮代大聖(後45+9)
【BGパトゥム】
チャナティップ(前33、前41)

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