入院のお見舞い品におけるタブー5選 手土産として適さないものやバッドマナーとは

入院のお見舞いに訪れる際は配慮のある言動やマナーを

知人や友人、同僚が入院した時、お見舞いに行こうと考える人は多いでしょう。しかし、入院している人を見舞う際は、療養中の相手に配慮のある言動や最低限のマナーを理解しておくことが大切です。

また、入院のお見舞い品として持参する手土産によっては、「縁起が悪い」「もらっても困るな…」と相手を困らせてしまう恐れがあるので、お見舞い品に相応しいものを選んで持参するように気をつけましょう。

手土産としてNG!入院のお見舞い品におけるタブー5選

では、どのような手土産が入院のお見舞い品としてタブー視されているのでしょうか。一般的に入院のお見舞い時に適していないとタブー視されているお見舞い品を5つご紹介します。

1.賞味期限が短い食べ物

賞味期限が短い生菓子や果物などを大量にお見舞い品として持参してしまうと、もらった側を「期限までに食べ切れない」と困惑させてしまう恐れがあります。

また、果物は定番のお見舞い品として知られていますが、最近では「わざわざ皮を剥かなければいけない」「切らなければいけない」という理由で困らせてしまうことも。

相手がもらっても困らない個包装になっている日持ちするお菓子などを手土産として持参すると良いでしょう。

2.鉢植え

鉢植えの生花や観葉植物は、病室を明るくしてくれると考えて持参する人も多くいます。しかし、鉢植えは植物が根付いていることから「寝付く」に通じる見舞い品だとして、縁起が悪いと捉えられることもあります。

また、最近では生花や観葉植物を病室に飾っても、療養中なのでお世話がしづらいと困らせてしまうことも多いです。お見舞い品として鉢植えに入った植物は避けるべきでしょう。

3.縁起の悪い生花

以下の生花は弔事の際に使用されたり、棘があったり、「死」を連想させるとして縁起の悪い花と考えられています。

  • 椿
  • バラ
  • シクラメン

他にも紫陽花やクチナシなども縁起が悪いと捉えられることが多いので、お見舞い品として持参することは避けてください。

4.匂いの強い品物

人によっては「少しでも気分が明るくなるように」と香りのある品物をお見舞い品として持参する人もいます。

しかし、匂いの強い品物を病室に持ち込んでしまうと、病室中にその香りが漂ってしまい、見舞った本人だけでなく、同じ病室で療養している患者さんにも迷惑をかける恐れがあります。

匂いの強い生花はもちろん、ルームフレグランスなどの強い香りを放つお見舞い品も避けるべきでしょう。

5.「4」「9」に関連する品物

「死(4)」や「苦(9)」を連想させる品物も入院のお見舞い品として避けるべき、とタブー視されています。現代ではあまり気にしない人も多くいますが、お見舞い時のマナーとして覚えておきましょう。

先ほど紹介した生花の「シクラメン」や4本、9本の花束なども「死」や「苦」を連想させるため、タブー視されています。セット商品をお見舞い品として選ぶ際は、入っている個数に気をつけましょう。

入院のお見舞い時に気をつけるべきバッドマナー

持参するお見舞い品以外にも、入院している知人を見舞う際には、相手に配慮のある言動を意識することが大事です。以下のような振る舞いは相手を困らせたり不快にさせたりするので、絶対にやめましょう。

  • 相手にお見舞いに行って良いか確認せず訪れる
  • 入院直後や手術前後にお見舞いへ行く
  • お見舞いで長時間居座る
  • 病状をお見舞いに訪れた側からしつこく聞く
  • 患者が不安になるような話題を振る

上記以外にも、病室で騒々しく会話したり、病室内で通話したりといった基本的なマナー違反も絶対NGです。特に複数人の患者さんが同じ病室で療養している場合は、周囲の人への配慮も忘れないようにしましょう。

入院のお見舞いに贈る手土産は縁起などに気をつけて選ぼう

いかがでしたか。入院のお見舞い時には、相手を困らせず、喜んでもらえる手土産を選んであげましょう。少しでも入院生活の退屈凌ぎになったり、リラックスできるようなお見舞い品を選ぶと喜んでもらえますよ。

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