ネットアップ、最新の仮想アプリケーション用のVMware Sovereign Cloud統合と簡素化されたデータ管理を発表

ネットアップのStorageGRIDにより、VMware Sovereign Cloud統合における複雑なデータプライバシーや在留規定を持つお客様のサポートを強化

カリフォルニア州サンノゼ--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --クラウド主導、データ中心の世界的ソフトウェア企業であるNetApp®(「ネットアップ」、NASDAQ: NTAP)は、 VMware Sovereign Cloud用製品「NetApp StorageGRID」を発表します。このVMware Cloud Director Object Storage Extension用のネットアップ製プラグインを使用すると、よりコスト効率に優れた方法で、ソブリンクラウドにおける非構造化データの保存、セキュリティ保護、改ざん防止を行うと同時に、世界のデータプライバシーや在留規定を満たすことができます。ネットアップはさらに、マルチテナントのvSphere環境での企業データ管理を簡素化し、一元化するために設計されたNetApp ONTAP Tools for VMwareの最新リリース「OTV 10.0」も発表します。

国政府・州政府などの機密性が高いデータを処理し、維持する事業体や、金融やヘルスケアなど強い規制が伴う業種の多くにおいて、主権の概念がクラウドコンピューティングの必要な要素として浮上しています。また、国政府はデジタル経済の能力を拡張し、自らのクラウドサービスにおける多国籍企業への依存を減らそうとしています。

ネットアップの新製品「Object Storage plug-in for VMware Cloud Director」を使用すると、クラウドサービスプロバイダーがStorageGRIDを信頼できるオブジェクトストレージソリューションとして統合し、顧客にセキュアな非構造化データ用オブジェクトストレージを提供できます。この統合により、使い慣れたVMware Cloud Directorのユーザーインターフェース内でStorageGRIDサービスを使用できるため、トレーニングの労力は最低限で済み、パートナーの収益性を高めるために最大限の時間を使えます。StorageGRIDの目玉となる機能の一つは、Amazon S3 APIなどの業界標準APIとのユニバーサルな互換性とネイティブサポートによる、多様なクラウド環境間のスムーズな相互運用性の確保です。自動ライフサイクル管理などのさらに強化された価値により、非構造化データを持つVMware環境において、よりコスト効率に優れた安全保護やデータ保存を確保し、高可用性を維持できます。

ネットアップのソリューション&アライアンス担当バイスプレジデントである、フィル・ブラザトンは次のように述べています。「大規模な組織にとって、データ主権の重要性が増しており、そのような組織で管理し、保存する高機密データの量が増加していることを認識しています。NetApp StorageGRIDのVMware Sovereign Cloudとの統合は、ネットアップにとって重要な実績です。クラウドに非構造化データを持ち、そのようなデータの主権管理を維持する必要があるお客様にとって、真のゲームチェンジャーとなります。」

ネットアップのSoverign CloudとCloud Directorの統合は、プロバイダーに次のような能力を提供します。

  • メタデータを含む機密データの主権による制御をより良く確保すると同時に、データプライバシー法に違反する可能性のある外国当局によるアクセスを防ぎます。
  • 強化されたセキュリティとコンプライアンスにより、アプリケーションやデータを急激に進化している攻撃ベクトルから保護しつつ、信頼済みのローカルインフラストラクチャ、ビルトインフレームワーク、自社の専門家などとの継続的なコンプライアンスを維持します。
  • 将来を見据えたインフラストラクチャにより、データプライバシー規制、セキュリティ脅威や地政学の変化に迅速に対応します。
  • セキュアなデータ共有と分析によりデータの価値を引き出し、プライバシー法に違反することなくイノベーションを促進します。正確なインサイトを確保するために、データの整合性を保護します。

VMware Sovereign Cloudのプロバイダーは、最新の、VMware Sovereign Cloudフレームワークで形作られる主要な原則とベストプラクティスを具現化する、最新のソフトウェアデファインドのアーキテクチャに基づいたクラウドソリューションの設計と運用に取り組んでいます。VMware Sovereign Cloudで実行されるワークロードは現在、多くの場合広範なデータセットで構成されています。その中には、トランザクションワークロードに加え、非構造化データがあり、そのようなデータはコスト効率に優れ、ソブリン/規制対象の顧客における規制基準に準拠した、統合された方法で管理する必要があります。

VMwareのクラウドプロバイダープラットフォーム担当バイスプレジデントのラジーブ・バルドワジ氏は次のように述べています。「VMware Sovereign Cloudのプロバイダーは、高度に規制された業界の顧客の、高度にセキュアなデータ駆動型イノベーションへのニーズを満たします。このようなことは、一つの企業が単独で実現できるものではないため、VMwareが革新的なソリューションを市場にもたらすためには、強力で相互されたエコシステムが必要です。ネットアップは長年の戦略的技術パートナーであり、Sovereign Cloudのお客様における高度なデータサービスの要件に対応する助けとなっています。ネットアップのSovereign CloudとVMware Cloud Directorの統合により、お客様は複雑なデータ環境を簡素化し、データの安全性を確保し、お客様の地域におけるデータ主権法に準拠することができます。」

今回、ネットアップはさらに、VMwareと協同してNetApp ONTAPとVMware vSphereのAPI統合を最新化することを発表しました。この統合により、VMware管理者がマルチテナントのvSphere環境全体でNetApp ONTAPベースのデータ管理プラットフォームの管理と運用を簡単に行い、ユーザーが新しいマイクロサービスに基づいたアーキテクチャを活用し、より大きなスケールと可用性を実現できます。NetApp ONTAPとONTAP Tools for vSphereの最新リリースにより、ネットアップは最新のVMware環境におけるプロビジョニング、保護、強化されたセキュリティを、大規模かつ大幅に迅速かつ簡単に実現しつつ、vSphereを介した単一ポイントの可視性と制御も維持します。

NetApp ONTAP Tools for VMwareがもたらす主要な恩恵は、次の2点です。

  • VMware vSphere APIs for Storage Awareness(VASA)統合による再定義されたアーキテクチャで、ポリシー主導の運用とクラウド相当のスケールを簡素化します。
  • APIファーストのアプローチによる自動化対応のフレームワークにより、ITチームは既存のツールと統合し、エンドツーエンドのワークフローを構築して、機能を簡単に利用できます。

ネットアップについて

ネットアップは、加速するデジタルトランスフォーメーションの時代において、データを中心に据えたグローバルなソフトウェア企業であり、組織がデータを活用してリードすることを支援しています。同社はシステム、ソフトウェア、クラウドサービスを提供し、顧客がデータセンターからクラウドまで最適な形でアプリケーションを実行できるようにサポートしています。クラウド上での開発、クラウドへの移行、オンプレミス環境でのクラウドライクな体験の構築など、多様な環境で活用できるソリューションを提供しています。ネットアップは、いつでもどこでも、組織が自らのデータファブリックを構築し、必要な人々に適切なデータ、サービス、アプリケーションを安全に提供できるよう支援しています。詳細については、www.netapp.comをご覧いただくか、TwitterLinkedInFacebookInstagramをフォローしてください。

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