アニメ『薬屋のひとりごと』 猫猫の“そばかす“の秘密にさまざまな反応「辛すぎる」「結構重い話」

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)
アニメ『薬屋のひとりごと』の第5話『暗躍』が11月4日に放送された。玉葉妃(ギョクヨウヒ)の宮でいつもの生活に戻った猫猫(マオマオ)。園遊会の準備に駆り出された彼女だったが、ひょんなことから隠していた秘密が暴かれることになる。

◆後宮で開かれる園遊会と、その裏で暗躍する壬氏

ある日、猫猫が医局で薬を処方していると、突然壬氏(ジンシ)に呼び出される。壬氏は猫猫に「木簡に色を付ける方法」を尋ねた。色を付ける方法を教えた猫猫が部屋を出た後、壬氏は部下に「ここ最近、腕にやけどを負った者を探せ」と命じる。

一方、猫猫も「色付きの木簡はたぶん暗号……。わざわざそんな物を使うのは公に出来ない内容だから?」ときな臭い雰囲気を感じとる。そんな中、猫猫は妃たちが全員集合するという園遊会の準備に駆り出される。長時間外にいても大丈夫なように、カイロを入れるポケット付きの肌着を作った猫猫。そのアイデアが後宮中に広まってしまい、参加者全員分の肌着を縫うことになってしまった猫猫は「慣例に慣れてしまうと、ちょっとしたことも思いつかなくなるんだな。」とぼやきながら、園遊会の準備を進めていく。前日の夜に全ての肌着を作り終えた猫猫。「念のため、アレも作っておこう」と最後の作業に取り掛かった。

◆トレードマークの“そばかす“が消えた!?猫猫の「生存戦略」

園遊会当日の朝、園遊会用の豪華な衣装をまとった猫猫を、突然侍女たちが囲む。普段化粧っ気の全くない猫猫のために、化粧を施そうとしたのだ。しかし、猫猫の顔を布で拭き取った瞬間、侍女たちは固まってしまう。

そしてついに開かれた園遊会。出席の準備を整えた妃らが、侍女を引き連れ、それぞれの東屋へ向かい、壬氏も玉葉妃と猫猫の元にあいさつに伺う。しかし、そこにいた猫猫の顔を見て壬氏は戸惑う。なぜなら、彼女のトレードマークの“そばかす”がなかったからだ。

壬氏は「化粧をしているのか?」と尋ねるが、猫猫は「していません。毎日、乾いた粘土で、そばかすの化粧をしていました。いままで壬氏さまが見ていたものが、化粧をした顔です」と答える。要領がつかめない壬氏に、猫猫はことの真意を話した。

猫猫は、あえてそばかすの化粧をしていた理由を語る。それは「裏路地に連れ込まれないようにするため」。「花街とは言え、女に飢えた奴もいます。金も持たず暴力的で、性病持ちも多い。ちびで痩せぎすの醜女(しこめ)なら、そうそう狙われることはないですから」と、治安の悪い花街で、あえて醜い化粧をすることで自己防衛していたと明かしたのだった。

SNS上では「理由が辛すぎる」「彼女の賢さと生存戦略を見た」「猫猫はそんな大した事じゃないですよ〜って感じで話すけど、結構重い話よ」と猫猫の境遇や生い立ちに同情の声が上がった。また、「普段と違うから、コレは見惚れちゃうね」「後宮なら必要ないし、次からはそばかす無しの猫猫見れるってことですか?」と、そばかすのない猫猫の美貌に驚きの声も上がっている。

そして、猫猫は後宮に来たわけを「人さらいにかどわかされました。化粧が落ちかけてたんです。ぎりぎり売り物になると判断されたようです」と明かした。それを聞いた壬氏は「そうだったのか。悪いな。管理が行き届いてなくて……」と申し訳なさげな表情を浮かべる。「でも、壬氏さまのせいではありません」とけなげに答える猫猫に、壬氏はそっと自分が挿していた銀のかんざしを、猫猫の頭に挿したのだった。

猫猫のそばかすの秘密だけでなく、腕にやけどを負った者を探す壬氏や銀のかんざしなど、多くの謎を残した第5話。これを見た視聴者は「次回への伏線がどう機能するか楽しみ」「伏線だらけに見えてなんだなんだと深読みしまくり」など、次回以降の展開に興味津々のようだった。

『薬屋のひとりごと』次話は、11月11日(土)よる24時55分、日本テレビ系にて放送予定。

画像提供:©日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

© 株式会社 日テレ アックスオン