大阪・御堂筋沿いに新たな「花壇」、大丸百貨店前に約600株

大阪・御堂筋沿いの百貨店「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)前の歩道の植え込みに11月7日、同店の社員による発案で「花壇」が誕生した。

花壇に堆肥を馴染ませるところからスタート(11月7日・大阪市内)

2022年にスタートした同店の『SHINSAIBASHIグリーンプロジェクト』の一貫として誕生した今回の花壇。花壇の土には同店の社員食堂から出た生ごみを堆肥化したものを活用するなど、SDGsを意識している。

生ごみを堆肥にするために使用しているのは、トートバッグ型のコンポスト。このコンポストに生ごみを入れることで微生物が生ごみを分解し、堆肥になるという。今回はコンポスト10袋分の堆肥を花壇に馴染ませ、シクラメンやマーガレット、ノースポールなど8種類、約600株の草花が同店の有志による社員の手で植えられた。

シクラメン、マリーゴールド、ノースポールなど約600株が植えられた(11月7日・大阪市内)

今回の取り組みを発案した同百貨店の井関亜希子さんは、「御堂筋でも北のほうには花壇があるところもあるそうですが、南側にはありませんでした。花壇が出来上がって感無量。この取り組みを通して、生ごみを堆肥にしたり、花壇が増えたり、それに参加してくれる人が増えたりと、市民やお客さまとこの活動を広げていけたらうれしい」と話す。

花壇の場所は「大丸心斎橋店」の御堂筋側北西角。

取材・文・写真/野村真帆

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