コンディション不良に苦しむトーマス、1月の移籍希望をアーセナルに通達か

写真:度重なる負傷により出場機会を減らしているトーマス

アーセナルに所属するガーナ代表MFトーマス・パーテイが、1月の移籍希望をクラブ側に伝えたようだ。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

トーマスについては、今夏の移籍マーケットにおいてサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・アハリが強い関心を示し、獲得に乗り出していた。最終的にはアーセナル残留となったものの、開幕後は何度も負傷に見舞われ、コンスタントな試合出場ができていない。プレミアリーグでは開幕から3試合に先発出場したものの、その後は第8節マンチェスター・シティ戦に途中出場したのみで、そこからも欠場が続いている。

そんなトーマスに対しては、フランス代表MFポール・ポグバがドーピング違反で、イタリア代表MFニコロ・ファジョーリが賭博違反でそれぞれ長期間の出場停止となり、中盤の人材確保が急務となっているユヴェントスが強い関心を示していると報じられており、現状では同クラブが移籍先の最有力候補とされている。

しかしトーマス自身は、ユヴェントス一択ではなく、可能であればプレミアリーグやラ・リーガのクラブを含めたより多くの選択肢の中から移籍先を選びたいと考えているようだ。

アーセナルのミケル・アルテタ監督は過去にトーマスについて問われた際、「彼と会話をすると、彼はいつも『ここに残りたい』と言っていた。移籍の可能性は全くない」と語っていた。

また、「我々にとって、そして私にとって非常に重要なプレーヤーであることは疑う余地がない。彼がチームにいてほしいのは確かだ」と全幅の信頼を寄せており、現在のケガの影響で12月までプレーできないことについて問われると「トーマスのフィットネスは大きな懸念事項だ」ともコメントしており、万全の状態での復帰を心待ちにしている様子をうかがわせている。

負傷離脱となっているのはアルテタ監督にとっては大きな痛手だが、そのまま退団することになればさらに大きなダメージとなる。果たしてトーマスは本当に1月に移籍を決断するのだろうか。

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