【基礎知識】ボートレースは何日間やって優勝者を決めている?『究極のボートレースガイドブック』

ボートレースの基礎知識

まず初めに〝ボートレース〟とはいったいどんなものなのか、初心者のあなたにもわかりやすく説明します。知れば知るほど、水上の格闘技・ボートレースの底知れない魅力へ引き込まれていくことでしょう。これであなたもレッツ!ボートレース!

ボートレースは何日間やって優勝者を決めている?

ボートレースは概ね50人ほどの選手が一度に集まり、1日12レース×6日間連続でレースをして優勝者を決めます。とはいえ、最短は3日間、そして4日、5日の場合もあったりとケースバイケース。長いときは7日間開催もありますが、多いのは6日間開催です。その開催期間(1開催)のことを「節(せつ)」といいます。ということで、ここでは6日間開催を例にあげて、どうレースが進行して優勝者が決まるのかを説明します(なかには例外的なレースもあり)。

初日、2日目、3日目、4日目、5日目、6日目のうち、前半4日間で予選がおこなわれます。その4日間で、32ページで説明した着順別の点数を多く取った選手が5日目の準優勝戦というレースに出場できます。準優勝戦に進めるのは約50人中の18人!その18 人のなかから勝ち上がった1着&2着の選手が最終日(6日目)に行われる優勝戦というレースに出場できます。(12人で準優勝戦を行い、1~3着の選手が優勝戦に進むケースもあります)そこで1着になった選手が優勝!

準優勝戦、優勝戦に出られなかった選手もその前のレースで走ります。6日間の過程の中で良くなった選手、良くない選手を見極めるのもボートレースの醍醐味。自分の目を信じましょう!そして追いかける選手も信じましょう!

【出典】『究極のボートレースガイドブック』著:西野精治

【書誌情報】
『究極のボートレースガイドブック』
著:西野精治

近年、コロナ禍の影響もあり公営ギャンブル市場は毎年のように売り上げを伸ばしています。スマートフォンの普及で手軽に参加できることもあり、今やバブル期の売り上げを上回る状況となっています。この公営競技の中でも最もファンや売り上げを伸ばしているのがボートレース(競艇)。公営ギャンブルと言えば中央競馬(JRA)を思い浮かべる人が多いはずです。たしかに昔から競馬ファンは多く、馬券の売り上げが全公営競技の中でダントツに大きかったのですが昨今は状況が変わりつつあります。ボートレースの人気は急上昇、舟券の売り上げは2兆4142億円(2022年度)と約3兆円の中央競馬に肩を並べるまでになっていて、新規のボートレースファンが増加していることを示しています。とはいえ、初心者にはどうやってボートレースを予想していいのかが分からないのも事実。最初は誕生日とか好きな番号、好きな色、カッコいい選手などの理由で舟券を買うのもありですが、ずっとそのレベルではボートレースを本当に楽しめているとは言えないでしょう。本書はその域を脱して「選手の実力」「有利なコース」「レース展開」「モーターやボートの性能の見極め」などを知ることによって、「自分でレースの予想、推理」ができるようになることを伝授する1冊です。著者の永島知洋氏は「ボートレース楽しむプロ」としてほぼ毎日のようにテレビ番組やYouTubeのレース配信番組でボートレースの面白さ、楽しみ方を身をもって示している人です。小難しいことは抜きに「興味はあるけど専門知識ゼロの人が、とりあえず舟券を予想できてレースを楽しめるようになる」をコンセプトに書き下ろした1冊です。

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