「万が一に備える」猛獣の脱走想定し訓練 那須どうぶつ王国

 那須町の動物園で26日、飼育している猛獣が脱走したことを想定した訓練が行われました。

 那須どうぶつ王国では、去年(2022年)の7月からアムールトラを飼育していて、万が一に備え猛獣の脱走を想定した訓練を去年から行っています。

 訓練は飼育員の鍵の閉め忘れで体長2メートル、体重200キロを超えるアムールトラがオリから脱走したという想定で、トラに見立てたぬいぐるみを相手に行います。トラが脱走したことが分かると約60人のスタッフが無線で連絡を取り合いながら来園者の避難やけが人の手当て、トラの捕獲などを手際よく進めていきます。

 その後、獣医師が車から麻酔銃を発射し、動かなくなったところをオリに捕獲してフォークリフトで獣舎に戻しました。

 これまで訓練は、休園日に行っていましたが、今年(2023年)は初めて一般の来園者も参加して、本番さながらに行われました。

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