災害による島しょ部の通信障害を想定した訓練が、愛媛県今治市内で行われ、参加者がいざという時の復旧対応などを確認しました。
訓練にはNTT西日本と今治海上保安部の職員およそ30人が参加し、大地震により今治沖の大島で通信障害が発生した想定で行われました。
中では双方の職員が復旧に必要な機材を巡視艇に積み込み、大島へ陸揚げするといった輸送手順や、衛星携帯電話の通信などを確認していました。
(NTT西日本 災害対策室 三好宗仁室長)
「海上積載の手順に重点を置き問題点の確認が出来れば」
(今治海上保安部 村本克巳部長)
「潮汐(潮の満ち引き)があったり自然現象を踏まえた船の特性を知ってほしい」
NTT西日本と第六管区海上保安本部はおととし5月、災害時の通信確保へ協定を結んでいて、今後も定期的に訓練を行い連携を強めたい考えです。