山本由伸争奪戦の本命はヤンキース 圧倒的なオファーを出す可能性

ポスティング制度によるメジャーリーグ移籍を目指すことが正式に発表され、多くのチームによる争奪戦が予想されている山本由伸。先発投手の補強が急務のカージナルスやレッドソックス、「山本に夢中」と言われているメッツなど、山本の移籍先として様々なチームの名前が挙げられているが、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者はヤンキースを最有力候補に挙げている。オルニー記者は、ヤンキースが山本を手に入れるために「フィールドを吹き飛ばすようなオファーを出す」ことを予想した。

今季のヤンキースはサイ・ヤング賞の最有力候補に挙げられているゲリット・コール以外に信頼できる先発投手が1人もいなかった。カルロス・ロドンとネスター・コルテスは故障で思うような活躍ができず、期待を裏切ったルイス・セベリーノとフランキー・モンタスはシーズン終了後にFAに。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者とジョエル・シャーマン記者によると、ヤンキースはモンタスとの再契約を検討しているようだが、先発投手の補強が必要であることは間違いない。

オルニー記者は「ブライアン・キャッシュマンGMはチームが低迷した直後、必ずと言っていいほど大型補強を行ってきた。間違いなく山本の獲得に動くだろう。フィールドを吹き飛ばすようなオファーを出すと思う」と語り、ヤンキースが山本を獲得するために他球団を圧倒するようなオファーを提示することを予想。25歳の山本を獲得するためには最低でも2億ドルが必要と言われており、移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」では山本が得る契約規模を9年2億2500万ドルと予想している。

3年連続で最多勝、最優秀防御率、最多奪三振(4年連続)、最高勝率の投手四冠に輝き、金田正一に次いで史上2年目となる3年連続沢村賞の快挙を成し遂げるなど、日本球界の最強投手として君臨してきた山本。メジャーでも「先発1~2番手として通用する」との評価を得ているが、オルニー記者の予想通り、ヤンキースが山本を手に入れることになるのだろうか。

The post 山本由伸争奪戦の本命はヤンキース 圧倒的なオファーを出す可能性 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.