「女性蔑視」と批判された松本浦添市長のTikTok投稿 終了の動画を手続き経ず配信 「10月で区切り付けたかった」と陳謝 

 沖縄県浦添市が公式アカウント「TikTok(ティックトック)市長」に投稿したショート動画が女性蔑視との批判を受けた問題で、松本哲治市長は7日、投稿終了を報告するため10月31日に配信した動画について「手続きを踏まずに配信した。反省したい」と陳謝した。松本市長は問題発覚後「新たな投稿はしない」との意向を示しており、再び投稿したことに一部の市議から批判が出ていた。浦添市議会の「市政運営に関する調査特別委員会」(又吉正信委員長)で述べた。

 松本市長は投稿する際に部局長を通さず、担当課ではない課長に動画投稿を指示した。この日の委員会では「10月で区切りを付けたかった」「これまでの内容と違うのでチェックは不要と思った」などと釈明した。それまで投稿した25本の動画も文書を起案せず、幹部間の通信アプリ「LINE」で確認していた。

 市は最終投稿動画に「弁済」との表現があったことについて、「寄付行為に当たり、公職選挙法に抵触しかねない」との見解も明らかにした。

TikTokへの投稿終了を発表する浦添市の松本哲治市長(TikTokの市公式アカウントから)

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