オーイシマサヨシ「彼女、お借りします」の魅力語る、〝同棲編〟は「最高の連続」

ミュージシャンのオーイシマサヨシが8日発売の「週刊少年マガジン」49号に登場し、同誌連載中の「彼女、お借りします」(作・宮島礼吏)の魅力を語った。

主人公・木ノ下和也と本命ヒロイン水原千鶴との〝同棲編〟が進展中。同作のファンを公言してきたオーイシは「〝最高〟の連続」とし、「“同棲あるある”をふんだんに入れ込みながら毎週ドキドキさせてくれるのがいいですし、水原の“調査”がどんどん前に進んでいる感じが表情一つ一つから読み取れるのも最高です!」などと語っている。なお、大のラブコメ好きにとって、現在の「週刊少年マガジン」は「俺の時代が来た!」という存在だという。

数々の人気アニメに関わってきたオーイシ。講談社のマンガアプリ「マガポケ」では、誌面に収録されなかったインタビューが収録されている。〝アフタートーク〟は次の通り。

◆一番好きなキャラは墨ちゃんとのことですが、実は“推し遍歴”もあったんですか?

そうなんです。最初は水原が好きでした!かっこよくて、可愛くて、完全無欠で。その後は麻美が好きになりましたね。麻美って“悪女感”がありますが、その一方で心の根幹には和也への嫉妬があるはずだと思います。結局全部引っ剥したら「和也の事好きなんじゃないの」っていう、素直になりきれない感じがたまらなかったです。その後、墨ちゃんが登場して、頑張ってボウリングをしているシーンで完全に心を奪われました。あ、瑠夏に触れてないですけど、もちろん好きですよ! 黒髪ショートでビジュアルは一番タイプです。でも和也にベタ惚れなので「自分が入る余地はないかな…」って思っちゃいますね(笑)。

◆実際に水原をレンタルしたらどんなデートがしたいですか?

和也との制服デートのシーンがすごい羨ましかったので、僕も制服デートがしたいです。 水原の制服姿は需要しかないですよ! 制服を着て、カラオケや映画とかめちゃくちゃ楽しみたいです!

◆推しの墨ちゃんとはどんなデートがしたいですか?

墨ちゃんの場合はいつものガーリーな格好で大丈夫です。あの姿が大好きなので。僕も私服で行って、テーマパークデートをしたいですね。墨ちゃんが笑ってるところが一番好きなので、なんとか1日かけてでも笑顔を引き出したいです! あと墨ちゃんってどこかファンシーなキャラクターじゃないですか。だからテーマパークがめちゃくちゃ似合うと思いますし、どっちがキャラクターかわからなくなるほど世界観にマッチするはずです。手を繋いで一緒に連れて歩きたいですね! 最初は多分緊張していると思いますが、パレードとかが始まる夕方頃にはすっかり打ち解けてきていて、隣をパッと見たらすごくニコニコしながら楽しんでくれている墨ちゃんがいると思うんですよね。きっとその瞬間、「このまま死んでもいいかな」って最高な気分になっちゃいますね! すみません、つい墨ちゃんの方をアツく語り過ぎてしまいました(笑)。

◆今後の『かのかり』で見たいシーンはありますか?

“同棲編”では墨ちゃんが枯渇しているので、もっと墨ちゃんが見たいです! でも、そうなると物語のパワーバランスが崩れちゃいますかね(笑)。もちろん、和也と水原に焦点が絞られている今の“同棲編”は大好きです。今まで以上に2人のことをじっくり見れるようになったおかげで、和也をさらに応援できるようになりましたし。うーん、今の物語性を崩さずに墨ちゃんを登場させるには……スピンオフの『彼女、人見知ります』の方を30巻くらいまで出してもらうしかないですかね!(笑)絶対ニーズありますよ!

ちなみになんですが『彼女、人見知ります』の構成って、自分ともすごく重なるところがあります。アニソンを作る時って最初からフルコーラスを書くわけではなく、基本的にはまず89秒サイズで提出します。それでOKが出たらそこからフルコーラスを膨らませて書いていくんです。でも89秒サイズがあるおかげで既に物語は完成されていますし、どういう世界観かもわかっているので、フルコーラス自体は1日くらいでできちゃいます。『彼女、人見知ります』もまさに同じ感じで、和也や水原が出てきた本編のシーンを主軸にしつつ、そこに至るまでの墨ちゃんの経緯や後日談とかが描かれていますよね。最近の展開でいえば、墨ちゃん目線での水原誕生日会だったり、色んなアナザーストーリーが自然と広がるんじゃないかなと思います。宮島先生、ぜひとも墨ちゃんのフルコーラスをお願いします!!

オーイシマサヨシは1980年生まれ、愛媛県出身。シンガーソングライター大石昌良が、エンターテイナーとしての側面を強めて主にアニメやゲームの楽曲を歌う時に使用する名義。2001年にスリーピースバンド「Sound Schedule」のボーカル&ギターとしてメジャーデビューし、2008年に大石昌良としてソロ活動を開始、2014年よりオーイシマサヨシ名義として自身3度目のデビュー。以降、数多くの人気アニメの主題歌を手掛け、Tom-H@ckとのユニット「OxT」、他アーティストへの楽曲提供なども行うなど多様な名義を使い分けて活動中。2024年3月2日に自身初となる日本武道館でのワンマンライブ”オーイシ武道館”を開催する。

「彼女、お借りします」の単行本がそろうオーイシマサヨシの自宅本棚
「彼女、お借りします」単行本1巻の書影 (C)宮島礼吏/講談社
日向坂46・金村美玖が飾った「週刊少年マガジン」(講談社)23年11・8発売号の表紙

(よろず~ニュース編集部)

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