イタリアメディア『Lazio News 24』が、ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地の去就について伝えた。
今夏にフランクフルトからラツィオに加入した鎌田だが、今季ここまでの新天地での戦いは決して順風満帆とは言えない。セリエAでは9試合に出場して1ゴール1アシスト。開幕当初はスタメン出場が続いていたものの、9月の2試合でベンチに座ると、以降は途中出場が“定番化”してしまった。
『Lazio News 24』は「フリートランスファーで加入したダイチ・カマダは、(マウリツィオ)サッリ監督から与えられる出場機会が少ないことに不満を抱いていることだろう」と伝え、状況が変わらない場合は今季終了時に移籍金ゼロで退団する可能性を示唆した。
鎌田とラツィオの契約は今季終了時までの1年契約で、2年間の延長オプションも付帯されている。同メディアも延長オプションの存在を認めているものの「現在のところ、契約状況を前進させるための条件が整っていない」としている。
一方、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』は、クラブ側が年末までに2026年までの契約延長を提示する可能性を報じている。クラウディオ・ロティート会長は契約の2年延長に前向きとされているが、まずは鎌田の出場機会に変化が表れるかどうかが焦点の一つとなりそうだ。