「経営陣として呼び戻すべく交渉中」 イブラヒモビッチ氏との交渉をミランCEOが明言

イブラ伝説の1ページ『優勝セレモニーで葉巻』[写真:Getty Images]

ミランが昨シーズン限りで引退したズラタン・イブラヒモビッチ氏(42)にフロント入りを打診、そして交渉中。最高経営責任者(CEO)のジョルジオ・フルラーニ氏が明言した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

長らく暗黒時代を過ごしたミランに栄光を取り戻させたイブラヒモビッチ氏。“ミラノの王”を否定して“神”を自称したこの男がいなければ、ミランが2021-22シーズンにセリエAを制すことはなかったはずだ。

ラストシーズンとなった昨季はケガが癒えず、無念の現役引退だったことは、ミラニスタを前にした突然の引退発表時の涙からも見てとれた。その一方、プレーできなくとも絶大な支持が揺るがなかった“神”に対し、ミラン上層部は何らかの役職を与えて復帰させるべく、本人と直接交渉中…これは数カ月前から公然の事実となっていた。

ミランは7日、本拠地サン・シーロでチャンピオンズリーグ(CL)グループF第4節のパリ・サンジェルマン(PSG)戦を戦い、イブラヒモビッチ氏の“弟子”の1人としてエースに成長したFWラファエル・レオンの豪快バイシクル弾などで2-1と勝利。嬉しい今季CL初白星だ。

試合後には、選手やステファノ・ピオリ監督らとは別でフルラーニCEOも取材対応。イブラヒモビッチ氏をフロント入りさせたい意向、そして交渉中であることを明言した。

「ズラタンを我々の経営陣として呼び戻す可能性は十分にある。彼にとって次のステージがどうあるべきか、交渉の中で話し合っている最中だ。このことを誇りに思っているよ」

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