任天堂が「ゼルダの伝説」題材の実写映画を制作へ ソニーと共同出資でハリウッド監督起用

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任天堂株式会社は、人気ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」を題材にした実写映画の企画開発を開始したことを発表した。映画のプロデューサーには、任天堂の宮本茂氏とハリウッドのAvi Arad氏が名を連ねる。

「ゼルダの伝説」は、1986年にファミリーコンピュータ ディスクシステムで発売された冒険アクションゲームとして、今日に至るまで様々なハードで続編や外伝を展開しており、直近の2023年5月には最新作「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」を発売するなど世界的な人気を博している。

共同プロデューサー 宮本茂氏・Avi Arad氏

そんな本作の実写映画化、制作は任天堂とArad Productions Inc.が共同で行い、監督には「メイズ・ランナー」シリーズのWes Ball氏が起用された。映画制作費の50%以上を任天堂が出資し、全世界配給と共同出資をSony Pictures Entertainment Inc.が担当することも明らかになっている。

任天堂は、自社のIP(知的財産)を映像化することで、ゲームとは異なるメディアでのエンターテインメントを創出していきたいとしており、宮本茂氏とAvi Arad氏の共同プロデュースにより、任天堂ゲームの世界観とハリウッド映画の技術で新たな「ゼルダ」の展開が見込まれる。映画の公開日やキャストなどの詳細は、今後発表される予定。

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