市町村に防災システム提供 NTTデータ、共同利用も

NTTデータの防災システムのイメージ

 NTTデータが全国の市町村向けに、共同利用できる防災システムの提供を始めることが8日、分かった。各地で台風や大雨などの自然災害が頻発する中、小規模な自治体でも低価格でサービスを使えるようにし、災害時の情報収集や住民への情報提供を迅速にできるようにする。8日から受け付け、来年6月に提供を始める。

 NTTデータ子会社のNTTデータ関西(大阪市)が手がける。サブスクリプション(定額利用)で、年間数百万円で導入できるようにする。NTTデータ関西の既存の都道府県向けサービスの1割程度に料金を抑えた。小規模な市町村でも導入が進むことで、防災のデジタル化が加速する可能性がある。

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