玉野・荘内中「祭で地域元気に」 26日開催、CFで運営費募る

「荘内桜花祭」に向け開催準備を進める実行委メンバー

 新型コロナウイルス禍で沈んだ地域の元気を取り戻そうと、玉野市立荘内中(同市用吉)の生徒有志が、屋台やステージを住民とともに楽しむ「荘内桜花祭」を26日、同中で開く。地元団体や企業と協力して準備を進めており、運営費の一部はクラウドファンディング(CF)で募る。

 今春から校則を撤廃し、話し合いで決めた「心得」の運用を始めるなど主体性を高める同中の生徒約60人が実行委を立ち上げた。計画立案、予算調達、地元事業者との交渉も担い、ご当地グルメ「たまの温玉めし」や肉まん、ピザなどの人気飲食店の出店を取り付けた。生徒らによるダンス、バンド、吹奏楽の舞台パフォーマンスも用意する。

 当日は地元の一般社団法人「epoおかやま笑顔プロジェクト」による防災展も同時開催。非常食や救急車両の展示、災害救助犬との触れ合いコーナーなど約20ブースをそろえる。

 実行委員長の3年川畑春貴さん(15)は「訪れた人が主役になって楽しんでもらい、地域を活気づかせるイベントにしたい」と意気込んでいる。

 CF(目標額25万円)は山陽新聞社や中国銀行が運営する「晴れ!フレ!岡山」を活用し、15日まで募集する。詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/oukasaishounaijhs)。

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