北信濃の初冬の風物詩、「よしず張り」の作業が飯山市でありました。
地元の高校生が、この日のために勉強してきたそうですが…
■下高井農林高校の生徒
「先生見て、うまくね?」
■教諭
「ちょっと待って、この奥から、向こうのワイヤーを通さないと、これちょっと緩いなあ」
きょうは立冬。飯山市の千曲川にかかる中央橋で、朝からにぎやかな声が聞こえてきました。冷たい風や雪から通行人を守ろうと昭和40年代からおよそ半世紀に渡って続けられているという「よしず張り」。
地域貢献活動の一環として、建設事務所の職員が下高井農林高校の生徒とともに作業を進め、今年で8年目です。
■下高井農林高校の生徒
「きたー、きたけど、間違えた、逆だわ。ちょっとここの結びが甘くて、ちょっと隙間できてしまって、くっついてないと縛れてないので」
「いぼ結び」と呼ばれる特殊な結び方で、強度がありほどけにくいということです。
■下高井農林高校の生徒
「気候変動がすごすぎて、今暑いですけど、急に寒くなって張らないことによって歩行者に危険が及ぶくらいなら。来たる冬に備えておくのはいいかなと」
(Q.でも失敗してたみたいだね?)
「これむずいんですよ、ここ!」
1.8メートル四方のよしずをおよそ100枚、寒さがやわらぐ4月頃まで設置されます。