蒼井翔太 3rdアルバム『DETONATOR』、進化の先にある“まだ見ぬ未来の姿”を想起させる1枚

声優・アーティスト・俳優として活動する蒼井翔太が、11月8日に3rdアルバム『DETONATOR(デトネーター)』をリリースする。2017年の2ndアルバム『Ø』以来、約6年ぶりとなるニューアルバムには、9thシングルの『Eclipse』から13thシングル『give me ♡ me』までのシングル表題曲が5曲収録されるほか、デジタル配信のみだった楽曲2曲が初めてCDパッケージ化。さらに、現在放送中のドラマ『ワンルームエンジェル』OP主題歌の『8th HEAVEN』まで全12曲が収録される。
初回限定盤付属のBlu-rayには、既存曲のMUSIC VIDEOに加えて、リード曲『Freestyle Lover』のMUSIC VIDEOとメイキング映像が収録されるほか、36ページのフォトブックも封入されるなど、「DETONATOR(起爆剤)」のアルバムタイトルが示す通り、まさにアーティスト・蒼井翔太の6年間の軌跡と劇的な進化を感じられるニューアルバムに仕上がっている。

M1「Freestyle Lover」

アルバム『DETONATOR』のオープニングを飾る1曲。自分なりの自由な価値観や表現を愛していこうという思いが込められたこの曲が今作のリード曲だ。なおかつ、アルバムのど頭に持ってくるあたりに、蒼井の今回の作品に込めた強い意志やメッセージが感じられる。特に、サビにある「今 君らしく僕らしく輝け」というフレーズが印象的に心に残る。
ライブに足を運ぶ機会があれば「本当の自分自身に 辿り着くためのFreestyle」と静かに歌い終わった後、ブレスで終わる最後の最後まで耳を傾けてみてほしい。歌い終わりと同時に、大きな歓声が上がる場面が想像できるだろう。ライブでは何曲目に歌われても映えそうな、ツアーでの初披露が楽しみな1曲だ。

M2「Eclipse」

2018年5月にリリースされた通算9枚目のシングルにして、蒼井自身も出演したTVアニメ『デビルズライン』のOP主題歌。これまでの作品にはあまりなかった低音ヴォイスが印象的なロックナンバーで、上松範康が作詞・作曲、藤間仁が編曲というElements Gardenの2人が手掛けており、蒼井の歌唱力と新たな魅力を引き伸ばした楽曲だ。
“鬼”と“ヒト”が共存する世界を描いたアニメ作品の世界観ともマッチするため、作中の様々なシーンを思い浮かべながら聴くファンも多いことだろう。

M3「BAD END」

2020年4月リリースの12枚目のシングル。こちらも蒼井の出演したアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の第1期EDテーマ。EDテーマというと、バラードやミディアムテンポのゆったりした楽曲を想起しがちなのだが、かなりアグレッシブなサウンドのナンバー。angelaが作詞・作曲したアニメ第1期のOPテーマ『乙女のルートはひとつじゃない!』とのギャップもあり、作品ファンからも支持される1曲だ。
「絶対に絶命しない 愛だと誓うから 奪い去られる覚悟 もう決めなよ」といったキュンとするようなサビのフレーズも魅力のひとつ。Dメロの切ない展開からのラスサビでは、そのフレーズが特に際立つ。全体的にキーが高いので、蒼井の高音の魅力を存分に堪能してほしい。

M4「J-E-A-L-O-U-S」
4曲目に収録されている新曲は、ゴリゴリのダンスナンバー。サビの最後、曲がブレイクして「君を独り占めしたい」と歌われる部分や、エキゾチックなフレーズとゲームのような効果音などが散りばめられたアレンジがハーモニーを奏でる、多幸感と高揚感が味わえる1曲。ライブでのパフォーマンスにも期待が高まるナンバーだ。

M5「PSYCHO:LOGY」

2022年10月に事前告知なしでサプライズ配信された、『ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ』のOPテーマ。重低音が鳴り響く中、エフェクトが効いた蒼井のボーカルとオペラ調のボーカルが交差するデジタルロック。リリース時には、蒼井の新境地とも囁かれた。
壮大でドラマチックな締めくくりを迎えるかと思いきや、曲の最後の最後まで展開が読めない楽曲で、アニメ同様に聴けば聴くほどに癖になるナンバーだ。

M6「Key to My Heart」

2023年1月に配信リリースされたこの曲は、MBS・TBS他「ドラマイズム」枠で放送されていたドラマ『REAL⇔FAKE Final Stage』のEDテーマ。ドラマには蒼井翔太も朱音役として出演して話題に。
壮大なロックバラードで、Do As Infinityの大渡亮のギタープレイも印象的。蒼井のハイトーンボイスとバンドサウンドが融合した美しい1曲である。

M7「Tone」

2019年4月リリースのこの曲は、TVアニメ『この音とまれ!』のOPテーマに起用された、蒼井にとって記念すべき10枚目のシングル曲。学園青春アニメの主題歌らしく、メロディ・歌詞ともに爽やかなナンバー。1曲通して、蒼井の透き通ったボーカルを堪能できる。
また、物語の展開に関わるようなフレーズが散りばめられた歌詞にも注目して聴いてほしい。

M8「8th HEAVEN」

アルバムからの先行配信シングル。リード曲『Freestyle Lover』とともに、アルバム『DETONATOR』を象徴する重要なこの曲は、ドラマ『ワンルームエンジェル』のOP主題歌としても話題を集めている。
作詞・作曲を手掛けたのは、バンド・女王蜂のアヴちゃん。もともと蒼井自身が女王蜂の楽曲が好きだったこともあり、今回のアルバムで夢のコラボが実現したことになる。しかも、レコーディングではアヴちゃんが自らボーカルディレクションも務めている。蒼井の声が持つ艶やかさや切なさ、危うさとともに、真っ直ぐな情熱が最大限に引き出されている。
浮遊感のあるサウンドに重なる蒼井の声色の変化が心地良く、これからの冬の季節にもピッタリ。心に沁みるミディアムナンバーだ。

M9「Harmony」

2019年10月リリースのこの曲は、TVアニメ『この音とまれ!』第2クールOPテーマとして書き下ろされた11枚目のシングル。アップテンポなバンドサウンドに乗せて、仲間との友情や絆について歌われた疾走感のあるナンバーだ。第2クールのOPテーマということで、歌詞の内容はもちろんのこと、タイトルでも10枚目シングル『Tone』に対して『Harmony』と、登場人物の成長や進化、変化が表現されている。
『この音とまれ!』が箏曲部の物語ということで、ストリングスを盛り込んだピアノロックサウンドの中に箏の音色も重要なアクセントとして盛り込まれているので、そこにも注目して聴いてみてほしい。

M10「Alright」
歌い始めから最後の最後まで、1曲通して蒼井の高音が美しく響く、ライブでも映えそうな新曲。しかも、歌われている内容は友情をテーマにしたポジティブなメッセージばかりで、背中を思い切り押してくれる応援歌だ。
リード曲の『Freestyle Lover』や過去のシングル曲でもおなじみのクリエイター・チームBlue Bird's Nestのleonnが作詞、日比野裕史が作曲・編曲を手掛けている。

M11「give me ♡ me」

2021年7月リリースのシングル曲で、この曲もleonn&日比野コンビが手掛けている。蒼井が出演したアニメ『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…X』の第2期EDテーマに起用されたポップなナンバー。
タイトルに♡(ハートマーク)が使われていたり、思わず口ずさみたくなるキャッチーで中毒性の高いフレーズが多用されたりしている、蒼井流アイドルソングといった趣の楽曲。「君のその魂 何度でも求めるさ それが僕の運命」や「来世でも出逢える様に この手を握り」といったキラーフレーズも魅力のひとつ。
またEDM調のサウンドも大きな特徴で、EDMとアイドルソングの融合といった感じさえするのだが、一聴すると難しそうなそんな楽曲をも見事に蒼井翔太ワールドへと染め上げている。

M12「巡」
アルバムの最後を飾る新曲。三好啓太が作詞・作曲・編曲を手掛けたこの曲は、英語もカタカナも一切使用せず、美しい日本語のみで歌詞が書かれている。ファンにとって聴き馴染みのあるシングル曲や配信曲、そして、アッパーな新曲が並ぶアルバムの最後に、この曲が流れてくると思わずハッとさせられるのではないだろうか。
ピアノのシンプルなアレンジで、蒼井が丁寧に語るように歌う日本語の歌詞には、出会いと別れ、そして感謝の思いが綴られている。高音のみならず、フェイクなど蒼井の歌唱力を最後まで堪能できる美しいバラードだ。

今年、アーティストデビュー10周年を迎えた蒼井翔太だが、このアルバムについて本人は「集大成のような形にするのではなく、“NEW蒼井翔太”を全面に意識して作った特別なアルバム」だと語っている。10周年をひと区切りと捉えるのではなく、立ち止まらずに通過点と位置付け、ここからさらに加速してゆく。まさに「起爆剤」となるようなアルバム『DETONATOR』。ぜひCDを手にして、全12曲を最初から最後まで通して聴いて、NEW蒼井翔太を感じてほしい。
さらにCDジャケットにもぜひ注目を。これまではファンタジーな世界観を表現したような写真が多かったが、今回はモノクロ調で、男らしさや人間らしさが表現されている。ビジュアル面でも、まさにNEW蒼井翔太が感じられる1枚だと言えるだろう。

そして、リリース後には有観客リリースイベントとアルバムを携えてのライブツアーの開催が控えている。東京・愛知・大阪の3都市で行われるツアー「蒼井翔太 LIVE 2024 WONDER lab. DETONATOR」で、ぜひともニューアルバム『DETONATOR』の世界を生で体感してみてほしい。

Information

蒼井翔太 3rd アルバム「DETONATOR」2023年11月8日(水) 発売

■初回限定盤
品番:KICS-94124
価格:¥5,280(税抜価格¥4,800)
形態:CD+Blu-ray+PHOTO BOOK
※スペシャルBOX仕様 / 36Pフォトブック封入

■通常盤
品番:KICS-4124
定価:¥3,300(税抜価格¥3,000)
形態:CD

【収録内容】
<CD> ※初回限定盤・通常盤共通
01. Freestyle Lover
02. Eclipse
03. BAD END
04. J-E-A-L-O-U-S
05. PSYCHO:LOGY
06. Key to My Heart
07. Tone
08. 8th HEAVE
09. Harmony
10. Alright
11. give me ♡ me
12. 巡

<Blu-ray> ※初回限定盤のみ
MUSIC VIDEO
01.Eclipse
02.Tone
03.Harmony
04.BAD END
05.give me ♡ me
06.Freestyle Lover
MAKING
Freestyle Lover

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