奥日光、秋の終わり告げる落ち葉たき 日光山二荒山神社中宮祠 立冬にたなびく白煙

恒例の落ち葉たきを行う神職ら

 【日光】二十四節気の一つ「立冬」の8日、奥日光の日光二荒山神社中宮祠で秋の終わりを告げる恒例の落ち葉たきが行われた。

 快晴の中、午前10時ごろに神職や八乙女(やおとめ)(みこ)が境内の落ち葉を集め、火を付けると白煙が立ち上った。居合わせた参拝者は作業の様子を見物したり、写真を撮ったりして冬到来を知らせる奥日光の風物詩を楽しんだ。

 同神社の須藤茂成(すとうしげなり)権禰宜(ごんねぎ)(34)は「落ち葉たきは、われわれの新年を迎える支度の合図。立冬を迎え、これからどんどん気温が落ちてくるのでは」と話した。

 奥日光では紅葉が終盤を迎え、11日には男体山の閉山祭が行われる。

恒例の落ち葉たきを行う神職ら
恒例の落ち葉たきを行う神職ら

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