アトレティコ・マドリードに大敗のロジャーズ監督が判定に苦言を呈す「コンピューターゲームのように感じた」

写真:CLでは苦戦中のロジャーズ監督

セルティックは現地時間11月7日、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第4節アトレティコ・マドリード戦に挑んだ。古橋亨梧と前田大然が先発出場し、岩田智輝は76分から途中出場を果たしたが、チームは0-6と大敗している。

この試合では、21分に前田がボールを奪いにいった際、相手DFのマリオ・エルモソの足首を踏みつけてしまう。前田はこのプレーでVARにより退場となり、セルティックは数的不利を強いられる。その後、アトレティコ・マドリードが一方的に攻め込む展開が続き、終わってみれば6得点のゴールラッシュとなった。

ロジャーズ監督は試合後、『TNTスポーツ』のインタビューで以下のようにコメント。審判の判定について振り返っている。

「明らかに失望している。アトレティコ・マドリーの持つクオリティー対して、11人対11人で戦うことは挑戦になるだろうと思っていた。我々は自信を持っていたし、戦う準備ができていた。幸先のいいスタートを切ったにもかかわらず、試合の早い段階で選手を退場させるのは本当にがっかりした」

「VARで審判が見た静止画は、実際に起きた事象を表していないと思う。両選手とも足がぶつかり、蹴り合ったような感じだった。そのプレーでレッドカードが提示され、前田を失ったことで本当に試合が難しくなった」

当初、前田のこのプレーに対してはイエローカードが提示されたが、VARに促され主審はオンフィールドレビューを実施した。ロジャーズ監督は主審がアトレティコ・マドリードサポーターのプレッシャーに影響されたのではないかと考え、以下のように続けた。

「(審判が影響を受けたことに)疑いの余地はないし、審判のことについてはこれ以上言いたくない。判定を受け入れなければならない」

「判定がコンピューターゲームのように感じたことは間違いない。審判がその出来事を画面で見にきた時、実際のプレーを反映したものではなかった。最初に足を上げた静止画を主審に見せると、与える印象が変わってくる。そして、その印象が判定を変え、退場者を出すことになる」

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