横浜市立小中学校の太陽光発電設備で発電した電力の余剰分を、電力会社の送配電網を使って市中央図書館(同市西区)に供給する取り組みが始まった。公共施設で自家発電した余剰電力を別施設で活用するのは全国初の取り組み。
市温暖化対策統括本部によると、取り組みは今月2日に市内6校で開始。年度内に対象を25校に拡大し、年間電力使用量の約23%に当たる約45万2千キロワットを供給する。
図書館ではこれまで再生可能エネルギー由来の電力を使用していなかったため、余剰分を送電することで、年間約207トンの二酸化炭素(CO2)削減につながるという。