新作アルバムをリリースしたばかりのイーソン・チャンがUMGとの契約更新を発表

Timothy Xu, Eason Chan, and Lisa Kan - Photo: Courtesy of Universal Music Group China

ユニバーサル・ミュージック・グレーター・チャイナ(UMGC)は、中国ポップス界の大スター、イーソン・チャン(陳奕迅)との契約更新を発表した。

今回の発表は、イーソンが2023年10月27日に5年ぶりとなる最新スタジオ・アルバム『CHIN UP!』をリリースしたことに伴うもので、アーティストとレーベルの19年以上にわたる並外れた音楽的コラボレーションの継続を意味する。

イーソン・チャンのニュー・アルバム『CHIN UP!』には、テレンス・ラム(林家謙)が作曲し、数々の受賞歴を誇るプロデューサーのリー・ロンハオ(李榮浩)とテレンス・ラムが共同編曲した8曲の新曲が収録されている。

イーソンは、この作品を通して、人生の浮き沈みを経験する人々に活力を与え、楽観的に未来に立ち向かうための励ましと回復力を提供したいと語っている。アルバムからのリード・シングルのひとつ「Homo Sapiens」は、テンセント・ミュージック・グループが主催する第1回ウェーブ・ミュージック・アワードで栄えある“ソング・オブ・ザ・イヤー”に輝き、第34回ゴールデン・メロディー・アワードでも最優秀歌詞賞を受賞した。

今回行われた記者会見では、収録曲「Don’t Mind Me(社交恐懼癌)」の劇場版ミュージック・ビデオが世界初公開された。同ビデオには、ヴェネチア国際映画祭で“金獅子生涯功労賞”を授与された映画界の世界的レジェンド、トニー・レオン(梁 朝偉)がサプライズ出演している。

2005年にユニバーサルミュージック香港のシネポリー・レコード(Cinepoly Records)と契約して以来、イーソン・チャンは同年6月にアルバム『U87』をリリース。このアルバムは、IFPI((国際レコード産業連盟))によって香港でその年に最も売れた広東語アルバムに認定された他、TIME誌によってその年の“買う価値のあるアジアのアルバム5選”のひとつに選出されるなど広く賞賛された。それはイーソン・チャンがUMGと歩んだ実り多き旅の始まりに過ぎなかった。

Written By Sam Armstrong

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