【韓国】LX、インドネシアのニッケル鉱山買収へ[資源]

韓国総合商社のLXインターナショナルは7日に開催した取締役会で、インドネシア・スラウェシ島のニッケル鉱山であるAKP鉱山の持ち分60%を取得して経営権を確保する案を承認した。投資額は1,330億ウォン(約153億円)。

LXインターナショナルは2024年2月末までに買収を完了する予定だ。この鉱山の面積は20平方キロメートルで、原鉱基準での埋蔵量は5,140万トン。このうち採掘可能なニッケルは3,600万トン。これは電気自動車(EV)700万台分のバッテリーに使用できる量となる。同社は生産分全量を買い取るオフテイク契約も交わす計画だ。

■資源事業は2次電池向け中心に

LXインターナショナルはニッケル鉱山買収を通じて、資源事業の軸をこれまでの石炭からニッケルなど2次電池向けの鉱物に転換していく方針だ。

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