パパッと塗るだけでいいの?乾燥やささくれを防ぐ「ハンドケア」のコツ

大阪でエステサロン「private salon Laule’a」を経営する美容家の寒川あゆみです。

手の乾燥や指先のささくれが気になるシーズンになりました。 ハンドクリームなどで保湿ケアをしている方も多いと思いますが、パパッと表面に塗るだけ…になっていませんか?

今回は、エステティシャンおすすめのハンドケアについてご紹介します。

手や指先の乾燥を招く原因とは

手や指先の乾燥を招く原因はさまざまですが、まずは空気の乾燥があります。

冬は気温や湿度の低下によって空気が乾燥しやすいため、肌の水分が蒸散することで乾燥を感じます。

さらに乾燥を加速させやすい原因として、お湯を使うこと、洗浄力の強い洗剤の使用、手を洗った後にきちんと手を拭かないことも考えられます。

冬はお湯を使用してお皿洗いやお掃除をする頻度が増えますが、お湯や洗剤によって肌を乾燥から守る皮脂まで洗い流されてしまうのです。また、手をきちんと拭かず水気が残っていると、蒸散して乾燥を加速させます。

手や指先の乾燥を加速させないためにも、お湯や洗剤を使うときはゴム手袋などでカバーしたり、手の水気をきちんと拭いたり、ハンドクリームなどでこまめに保湿したり、手を守るひと手間を意識しましょう。

秋冬のハンドケアのポイント

ケアするアイテムの選び方

ハンドケアアイテムにはローションやクリーム、バームなどがあります。それぞれ“肌にうるおいを補い、保湿を高める”という目的は同じですが、質感やテクスチャーが異なります。

肌状態や仕上がりの好みによってアイテムを選ぶのがおすすめです。

乳液のようなローションタイプは水分が多く含まれているので、みずみずしくうるおいのある肌に仕上げたい、ベタつきが少ないのが好み、軽度な乾燥レベルにおすすめです。

クリームやバームタイプはこっくりとしたテクスチャーで油分が多く含まれているため、しっとりとした仕上がりにしたい人、乾燥が強く荒れやひび割れをケアしたい人に適していますよ。

ハンドケアアイテムの塗り方

1) 手の水気を拭き取ったあと、ハンドローションまたはクリーム、バームを適量手に取り、肌の表面に優しく広げ、手のひらで浸透させます。

パパッと広げるだけではなく、しっかり浸透させるのがポイント。また、肌を摩擦したり、強くすりこんだりしないようにしましょう。

2) 手の甲、指の関節のシワ、指先に優しくなじませます。細かい部分は乾燥するとシワが深く見えたり、皮がめくれて衣類に引っかかりやすくなるので、ていねいになじませましょう。

すでに乾燥が強かったり、荒れやひび割れなどが目立ったりする場合は、クリームだけではなじみが遅い場合があります。

そういった時は、先に水分を多く含むローションを塗ってからクリームを重ねると、保湿効果が高まります。

ハンドケアのタイミング

ハンドケアをしても家事や手洗いなどで流れやすいですよね。また、ハンドクリームは、乾燥を感じた時に思い出したように塗る人も多いと思います。

乾燥を未然にふせぐために

1) 朝の家事が終わった後(水を使わない日中)

2) 就寝前

の、最低2回保湿ケアをおこないましょう。

朝晩の保湿ケアをおこなうことで乾燥予防、乾燥によるダメージ補修ができます。

おすすめのハンドクリーム

さらっとみずみずしい仕上がりが好みな人には「アトリックス ハンドミルキーローション」がおすすめです。ポンプ式なので手に取りやすく、筆者は腕、手先、ひざ下などにも活用しています。

しっとりさせたいけどベタつきたくない人、紫外線対策もしたい人には「アトリックス ビューティチャージ プレミアム ハンドクリーム」がおすすめです。

保湿成分のコエンザイムQ10配合で、SPF20、PA +の紫外線予防ができる機能付き。見た目はこっくりしたクリーム状ですが、ベタつきにくいので、日中の乾燥ケアにもおすすめです。

手や指先は年齢が出やすい場所とも言われます。

うるおいやハリをなくさないためにも、こまめなハンドケアをおこなってみてください。

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