エンゼルス新監督がワシントンに決定 2010~11年ア・リーグ連覇

日本時間11月9日、エンゼルスはロン・ワシントンが新監督に就任することを発表した。現在71歳のワシントンは2007~14年にレンジャーズの監督を務めた経験があり、2010~11年には2年連続でリーグ優勝してワールドシリーズへ進出。レンジャーズの監督を退いたあとはアスレチックスとブレーブスでコーチを務め、エンゼルスのペリー・ミナシアンGMとは2017~20年にブレーブスで一緒に仕事をした関係でもある。2025年シーズンまでの2年契約であることが報じられている。

フィル・ネビンを解任したエンゼルスの新監督候補には、メッツの監督を解任されたばかりのバック・ショウォルターのほか、ベンジー・ギル、トリー・ハンター、レイ・モンゴメリー、ダリン・アースタッドといった名前が挙がっていたが、ワシントンは日本時間11月8日に最終面接を受けたことが報じられ、エンゼルスはワシントンこそが自軍の新監督に相応しい人物だと判断したようだ。

ワシントンは1996年にメジャーでのコーチ生活をスタート。1996~2006年はアスレチックスで一塁ベースコーチを務め、内野守備の指導の達人として名をはせた。2007~14年はレンジャーズの監督を務め、通算664勝611敗を記録。2度の地区優勝のほか、ワイルドカードも1度獲得し、2010~11年には2年連続でリーグ優勝を成し遂げた。2015年からはアスレチックスに復帰し、2017年からブレーブスに加入。今季まで三塁ベースコーチを務め、地区6連覇中の強豪を支えていた。

なお、エンゼルスはマット・ワイズ投手コーチ、マーカス・テームズ打撃コーチ、ドリュー・ビュテラ捕手コーチがいずれも退団してホワイトソックスへ移籍。ワシントンは監督就任が正式に発表されたあと、コーチ人事に着手することになる。なお、米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、ベンチコーチにクリント・ハードル、打撃コーチにチリ・デービス、内野守備コーチにライアン・ゴインズ、一塁ベースコーチにハンター、三塁ベースコーチにエリック・ヤングSr.が就任する見込みであることを報じている。

The post エンゼルス新監督がワシントンに決定 2010~11年ア・リーグ連覇 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.