牛乳飲モー、無料配布 岩手県内の団体、盛岡駅でPR

県産牛乳を受け取る家族連れ

 牛乳をもっと飲モー。県牛乳協会(杉田忠彦会長)と県牛乳普及協会(高橋司会長)は8日、JR盛岡駅で牛乳の無料配布イベントを行った。牛乳・乳製品の値上がりで消費が減退する中、購買意欲を喚起し酪農家支援につなげる。

 駅改札口付近で通勤通学客に県産牛乳(200ミリリットル)約1500個を配布。栄養バランスの高さを紹介するチラシも配り、毎日の愛飲を呼びかけた。活動は全国各地で展開している。

 県内の牛乳販売価格は昨年同期と比べ1リットル当たり30~60円値上がりした。県によると、昨年2月時点の県内の酪農経営体は761戸。輸入に頼る乳牛の飼料価格の高騰などで経営環境は厳しく、乳牛の病気を防ぐために日々の搾乳は欠かせない。

© 株式会社岩手日報社