マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での敗戦を振り返り判定への不満を露わにした。クラブ公式サイトが伝えている。
【動画】壮絶な撃ち合い、怒りの判定と不満の失点…
8日、コペンハーゲンとのCLグループA第4節に臨んだユナイテッドは、開始早々にFWラスムス・ホイルンドのゴールで先制する最高のスタートを切ると、28分にもホイルンドに得点が生まれる理想的な展開に。しかし、42分にFWマーカス・ラッシュフォードが相手選手の足首を踏んでしまい一発退場になると、状況は一変。前半だけで2点を奪われ追いつかれると、一度はMFブルーノ・フェルナンデスのPKで勝ち越したものの、終盤に失点を重ねてまさかの逆転を許し、3-4で敗れた。
この結果、CLグループ最下位に転落したテン・ハグ監督は判定への不満を露わに。チーム自体は良いパフォーマンスを見せていたと誇り、それに見合う結果が得られなかったことを嘆いている。
「(ラッシュフォードは)とても良いプレーをしていたから、とても残念な思いだ。試合のスタートはとても良く、今シーズン最高の時間だった。リードもしていたが、レッドカードですべては変わってしまったと思う。そしてハーフタイム前に、決して認められるべきでなかった2つのゴールを許した。1つ目はオフサイド、2つ目はPKによるものだ。我々が今季与えた4つのPKのうち、3つは非常に議論の余地があるだろう」
「ラッシュフォードのレッドカードも厳しいものだった。彼はボールを奪おうとしただけで、主審はカードを提示するまで非常に長い時間を費やした。(VAR)で該当の場面を止めて見れば、通常より印象は悪くなるだろう。この決定には非常に失望している」
「このチームは打たれ強い。シーズン全体を通して、非常に多くの判定が我々に不利に働き、多くの挫折やケガもあった。しかし我々にはメンタリティがあり、戦いがあればそこに進み続ける。状況は必ず好転すると思うし、シーズンのある瞬間に築かれたものが、我々を有利にしてくれるはずだ」
「フットボールはミスがあるスポーツだ。すべてが正しかったとは言わないが、多くのことをポジティブに捉えている。たとえ10人でも我々は試合をコントロールし、非常に良いプレーをした。だから、結果的に何も得られなかったことは非常に残念だ」