中国物価、0.2%下落 10月、デフレ懸念強まる

 【北京共同】中国国家統計局は9日、10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で0.2%下落したと発表した。下落は3カ月ぶり。市場でくすぶってきたデフレ懸念がさらに強まりそうだ。

 中国では不動産大手の中国恒大集団や碧桂園の債務問題による不動産不況が深刻化していることなどを背景に、消費に熱気が戻らず物価が低迷する状態が続いている。7月に2年5カ月ぶりのマイナスとなった後、8月はプラスに転じ、9月は横ばいだった。

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